2016年08月

真夏のデザインフェスタ終了★*ありがとうございました。

みなさんこんばんは。
8月27日より2日間にわたって開催されました
真夏のデザインフェスタは無事終了いたしました!
応援してくださった皆様、実際に足を運んでくださった皆様
作品をお迎えしてくださった皆様、かかわってくださった全ての方に感謝いたします。

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二日間のブースはこんな感じでした。
カーテン、看板、お家、マンション、ブランコなどなど…
人形劇に出てくるお家のセットをイメージして作りこんでみました。
結構こちゃこちゃしてしまったのですが、楽しんでいただけたみたいです!
見やすい、かわいいと言っていただけたので頑張ってよかった~と思いました♡*
雰囲気に注目してくださって、お立ち寄りくださった方が多かったです♡*

それから…

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(インカメなので反転してます)
真夏のデザインフェスタのポスター、パンフレットにおしりドールが載りました♡*
これは来年開催の真夏のデザインフェスタ用のポスターなので、
約一年間、おしりちゃんが載ることになるのかしらん?
教えていただいて気付いたので、うっかり見逃すところでした笑

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センターに載せていただいて本当にありがたいです。
かわいくとっていただけて良かった~


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おしりドールって?という小さな説明を載せてみました。
カーテンの裏に隠れていることが多かったので、みなさんじっくり見ていってくださいました。
ただ目線を合わせてアピールしたかった気持ちもあったので、
ちょっとばかり物足りない、やり残した感が出てしまいました。
次回は少し、顔が見えるようにしたいです。

私は作業をやりながらお越しを待つつもりなので、
ガンガンセールストークしたりはしない予定です笑


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おうちシェルフの棚をぶち抜いて色を塗った長屋。
色鉛筆みたいにかわいいビビッドなカラーがかわいい感じです。
知育玩具みたいな雰囲気が好きなんです。
ぼちゃを転がして、ちょっとだけ秋を先取りな感じです。
がっつりハロウィンにするには少しだけ早かったものなあ~


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写真撮影OKの看板も作ってみました。
外国の人が多いので、英語表記に。
ピクトグラムが分かれば、日本人なら日本語にする必要ないと思って。
効果があったかどうかは不明ですが、ないよりはましだったかしらん。


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おしりマンションは小高い丘(もう崖でしょうこれは笑)にあるので
階段があったりします。ここを上っておしりちゃんたちは各部屋へ…
めっちゃアクロバティック!!!笑


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そんな運動神経がないとたどり着けないマンションの屋上に…
ん?この子たちは…
オーダーでおつくりさせていただいた、クゥちゃんとカイくんですっ♡*

オーナーさまお手製の(!)はっぴと鉢巻を巻いて、
なんと応援に来てくれたんです(´;ω;`)ウッ…♡
看板の下には、「がんばれすみれ!おしりドール」と書かれた横断幕が!
むちゃくちゃかわいくてかわいくて思わず笑みが…
じ~~んと胸がいっぱいになって、いとしい気持ちで心が満たされました。
オーナーさま、そのオーナーさまに愛されたお二人に再会できてとてもうれしかったです。

そして実ははっぴと横断幕、わがままを言ってもらってしまいました…♡
ちいちゃな抜け殻がとってもいとおしいです。
いつも気にかけてくださり、ありがとうございます♡(´;ω;`)ウゥゥ♡



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そしてこちら、マンションの5号室に注目♡*
たまごドールのこぶたのブーニーちゃんと、ねずみのチュピックちゃんです!
羊毛ドール作家のmf*m(マイフロムマイ)さまが
遊びに来てくださったんです~!

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ナーラとブランコで遊んでもらいました♡*このサイズ感、たまらなくかわいいです♡
素材や手法が違うドール同士ですが、すっかりなじんでしまっています。
ブーニーちゃんの楽しそうなお顔…チュピックちゃんも、なんだか待ちきれなさそうです。
かわいいお客さんたちが来てくださって元気をいただきました☆*
またたくさんお話を聞かせてくださったマイさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
制作する中でたくさん思うことがありますが、いつも励みになっています。
一緒に頑張りましょう*


初めての真夏のデザインフェスタ。
台風と重なったりしたためか、まったりとした雰囲気でした。
今度は11月のデザインフェスタへ出展する予定ですが、
そろそろドール関係のイベントにも足を延ばすころかな?と思い始めています。
また、お迎えしやすい環境を整えるために
クレカの導入も視野に入れようかどうか迷っています。

思うように結果が出なかったですが、
(Twitterの検索候補に「デザフェス 少ない」とか「デザフェス 暇」とか出てくる恐ろしさ笑)
素敵な作家さんとの出会いもあり、私にとっては実りある出展だったと思っています。
今回の経験を通して、ぜひいい形で次回へつなげていきたいです。
重ねて、みなさまにお礼申し上げます!*


次回の更新では、9月より始まる「旅人のトランク展」へ搬入へ行ったお話をしたいです。
それではお楽しみに♡*

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若く才能あるピエロだった骸 フーのご紹介。*

 こんばんは、本日2度目の更新となります。
なお、投稿予約となってますので悩んでいた服装については、
きっと答えた出たのでは?と思っています。

今朝ご案内させていただいたデザフェスのお品書き、
Shop関係のお知らせについてはこちらをご覧ください。

さて、本日ご紹介するのは最後のおしりちゃん…
久々の完全ホラードールになります。(しかばね!)


★若く才能あるピエロだった骸 フーのご紹介★

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ツートンカラーがちょっと奇妙さを醸し出すフー。
前髪は真ん中分け、はねさせたりしてお茶目な感じです。
特筆すべきは額の傷…痛々しく深い傷が刻まれています。
血色は悪く、ところどころ鬱血したりしています。
ピエロという役割上、フーは白塗りをしているのですが
その白さは白塗りだけに起因するものではありません。
なぜって、死んでいるのですから。


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お靴はメタリックカラー。ネイビーとくすんだゴールドの組み合わせ。
つぎはぎ模様はおちゃらけたピエロの衣装の名残。
髪の毛と体の毛並みは互い違い。襟の両脇に★ビーズが下がっています。

ピエロは本来おどけて人を笑わせる喜劇師です。
その素っ頓狂なふるまい、馬鹿をやる、ぶしつけであることが
おかしみを誘い、時にはそのおかしみを盾に位を超えた無礼講ささえも可能にします。
それが許されるかどうかも、ピエロとしての手腕が問われますよね。


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お耳やおしりなどにも、鬱血した色が入っています。
ピエロとなれば、化ける前の人格は無視されて成り立つ役回りではありますが、
そうはいっても血が通う生き物であります。
「雑に扱われる役回り」を演じるその人自身を「雑に扱ってよい」かはまた別の話ですよね。


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お顔のペイントは、右目に十字、左ほほに涙のマークです。
息絶える前についていたペイントがこすれて取れている跡もあったりします。
う~ん、ぜひ近くで見てほしいデザインです。



★フーのちいさなおはなし★

静かにひそやかに、彼は見送られた。
化粧を拭われても表情は悲しみに歪んでいて僕は胸が痛んだ。
額の傷はエンバーミングによって綺麗に隠されている…


親愛なるフー。
なんでこんな風な改まった手紙をって君はおかしく思うだろうけど、たまにはいいじゃないか。
君の頑張りを僕はいつも舞台袖で見ている。
君がおどけてみせる姿は、観客席とここではきっと違って見えるんだろうな。
君の瞳はいつも真剣だ。
本当は上手なくせに玉乗りをしくじったり、キャッチし損ねたボールを
頭で受けたりしているのを見てバカやるのも楽じゃないよなって。
今日は君のステージデビューの日だったろう?
お祝いにこれからあの店で食事をしようよ。

まだまだぺーぺーなせいかうまく立ち回れないことも多くて、
支配人に叱られたり、関係ない雑用押し付けられたりすることもあるけど、
僕は君が一緒でよかったって思ってるんだ。
普通だったら辞めてやるって思う仕事もさ、フー、君がいるから僕は乗り越えてこられたんだ。

出会ってすぐのころ、僕は君がとんでもないスピードで難しい技を飲み込んで
モノにしていく姿を見て、ただものじゃないって思ったんだ。
才能があるこんなすごいやつが、こんな寂れたサーカスでやってていいのかってね。
僕はね、君がもっとでっかいステージでやるべきだって思ってるんだ…。
いずれ超すつもりで追いついていくから、そん時は一緒に出よう、こんなところ。

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フーは笑われていた、いつものように。
しかしこの地域はあまり治安が良くなく、客の質も悪かったせいで、
酒に酔った者が観客席に座ることも多かった。
明らかに酒癖の悪そうなやつらが角瓶を持って騒いでるのを見て、僕はヒヤヒヤしていた。
そして悪い予感は的中してしまったんだ。投げられた瓶はフーの額をかち割った。
倒れて痙攣するフーをやつらは笑ったんだ。

親愛なるフー、僕は君を笑ったりなんかしない。
僕は君をただの一度も笑ったりなんかしなかったのに。

***

今回のおはなしはいつもと違う視点で書いてみました。
葬儀に出されるフーの姿は、生きている頃を違和感なく思わせます。
美しく生き生きとした死に化粧(エンバーミング)がされている様子が
冒頭で描写されています。

慕っていた親友「僕」が、フーに向けて書いた手紙から伺えるように
殺されてしまったフーは、若く、そして才能あるピエロだったようです。
デビューした日を覚えていた親友「僕」は、フーの頑張りを称えるように
またひそかに祝うようにいつものお店を予約していました。
ささやかな祝いのバラの花を用意して舞台袖に立ち、
一仕事終えて舞台裏にはけるフーを、抱きしめて迎えるはずだったんだと思います。
ですが、それもかないませんでした…

夢を追うこと、いわゆる安定した王道から外れること、外れた人を軽視する人がいます。
フーや「僕」も恐らくそういう人々に雑に扱われてきたに違いありません。
役割として与えられている「ピエロ」は、馬鹿にされて笑いを取りますが
演じる演者その人が馬鹿にされていい人物かどうかはまた別の問題です。

心苦しくも、殺されてなお笑われたピエロのフー。
親友の「僕」はたった一度も、フーを「笑い」ませんでした。
真剣に思い慕う「僕」の存在に、さてフーは気づいていたでしょうか?
死して、悲しんでなお笑われる化粧を落とせなかったフー。
でも、きっとフーを思う気持ちは通じるはずだと思い、やみません。

そんな悲しいおはなしのフーを、どうぞよろしくお願いいたします。



以上でおしりちゃんたちのご紹介はおしまいです★*
デザフェス会場、旅人のトランク展でお逢いできることと思います。
楽しみにしております♡*

それでは!



デザフェスお品書きとShop関連のお知らせ。

みなさん、おはようございます。
搬入用の荷物をまとめ終わり(厳密にはお洋服だけ決まってない…)
本日東京へ向かう予定です。夕方の更新時にはもう到着しているかも!

↑こんなアンケートもお昼12時までやってますので
ご回答くださるとうれしく思います。もう前からずっと気になっているので…
夕方の更新では、ピエロの躯フーのご紹介とさせていただきますね。
どうぞお楽しみに!


さて、何点か大事なお知らせがございます。
下記をご覧くださいませ~

▲Shopに関連するお知らせです▲

9月に控えた旅人のトランク展へ預ける作品群につきまして
昨日おしりドールについてはアナウンスしましたが、
ちびちゃんブローチたちも何点か持っていく予定です。
なお期間中預けている作品について、ShopではSold Out表記とさせていただきます。


②ちびちゃんブローチの配送法の変更のお知らせ
すべてのちびちゃんブローチには、今後プチポエムカードがつき、箱がつきます。
お値段変わらず、そのままのお値段となりますのでご安心ください。

配送法として「レターパック」をご選択の場合、「レターパックプラス」として配送いたします。
厚みがありますので、これまで配送にご選択いただけた
「レターパックライト」での配送はできなくなりましたのでご了承ください。
箱をプチプチに包んでレターパックプラス用の封筒にお入れしてお届けいたします。
定形外郵便での配送は変わらずご利用いただけます。
レターパックプラスの送料は全国一律510円の配送料となり、対面での受け渡しとなります。
お受け取りの際は受領印またはサインが必要です。
追跡が可能ですので、注文確認メールにてお知らせいたします番号をご利用ください。



▲デザフェス時のお品書きと期間中のShop運営に関しまして▲

①デザフェスでの価格につきまして
詳しい価格についてはShopをご覧ください。

♡おしりちゃん♡
*新作のおしりちゃんたち(NEW表記のある子たち)については、
お値段そのままとさせてください。
*その他の子たちは、\1,000~\1,800引きとなってます。
直接作品を見ていただけることや、入場にかかるチケット代などを
考慮させていただいています。
*会場でお迎えするためにお取り置きをお受けしている子については、
お承りした時点のお値段とさせていただいております、ご了承ください。

♡ちびちゃんブローチ♡:箱にお入れします&プチポエムカード付き
*お月さま 各色¥1,500
*Oh Dear! ¥2,000
*はらぺこコウモリちゃん ¥3,500

♡ポストカード♡:全6種/組み合わせ自由のSET販売も◎
*1枚 ¥100
*3枚SET ¥250
*6枚SET ¥500
★6枚SETご購入の場合、その場でご利用いただける\500 OFFクーポンを贈呈いたします!
 ポストカード代がそのままおしりちゃんお迎え代にご利用になれます♬
 おしりちゃん1体お迎え時に、1度だけお使いいただけます。
 その場でも、Shopでのお迎えでもご利用いただけます。
 他クーポンと併用はできませんのでご了承ください。
 なおクーポン贈呈は対面販売イベント限定とさせてください。


②デザフェス期間中のShop運営につきまして

通常運営いたします。
会場の電波状況等により、在庫の確認がスムーズにいかない場合もございます。
タッチの差で…ということもありますので、開催中のお迎えにつきまして
可能でしたらTwitter、メール、DM等でお問い合わせいただきますと確実と思います。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。


以上になります。
何かご質問、ご意見等ありましたらお気軽にお寄せくださいね。
よろしくお願いいたします★*

デザフェス&企画展中のおしりちゃんのお取り扱い案内と、美しいすみれ色の毛並みのシシィのご紹介。

みなさん、こんばんは。
搬入用の荷物が送り終わり、本日ポストカードが到着しました。
全部で6種あるポストカードは、デザフェスと旅人のトランク展へ持っていきます!
ショップのほうにも載せようかな?と思っているのでしばしお待ちくださいね。

それから、デザフェスにすべてのおしりドールを連れていきます。
デザフェス終了後には、そのまま何人かピックアップしたおしりちゃんを
旅人のトランク展へ預けてしまおうと思うので、おうち探し中の子に関しては
企画展参加中はお留守(Sold Out)表記にさせていただきます。
ご縁がなく、帰宅した子は再度掲載となりますのでご了承くださいませ。


さて、本日ご紹介するのは…

★すみれ畑に棲む 美しい毛並みのシシィ★

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淡いパステルパープルの毛並みが柔らかく優しい印象のシシィ。
世話焼きで頑張り屋さんなイメージの、背伸びをしたい幼い女の子です。
瞳も薄い紫色、ちょっと変わった肌の塗り方を試していて、
白めの肌の下地にピンクを置いてみています。
血色は蛍光ピンクで表現しているのですが、「塗った!」というより
じんわりと肌の下からにじみ出るような自然な発色です。
とっても可愛らしいお色のシシィ。


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お耳は巻き耳。
くりんと巻いたお耳は、左右で大きさが少し違います。
向きも左耳のほうが少し斜めに向いているので前からと横からで
お耳の見え方が違った不思議な雰囲気の子です。

毛並みはとっても柔らかく肌触りのいいファー。
少しごわつきのある普段のファーとは違って、
なでなでしていて手がうれしい感触です。


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身長は低め、両手にマグネット仕込みの子。
お靴は蛍光ピンクですが、全体的にファンシーな感じでまとまっているので
お靴だけが目立って明るい感じはせず、かわいくなじんでいます。



★シシィのちいさなおはなし★

空から降り落ちた薄紫の雪のように、青々とした葉の上に散らばるすみれの群れを
シシィはかき分けて、気に入ったすみれの花を摘んでいました。
ここは穏やかで暖かい地方で四季がなく、年中春のような気候が続くために
すみれがのびのびと群生できる紫の国でした。
シシィが生まれたころは体が真っ白でしたが、この地域に棲む皆はその食習慣から
徐々に紫の色素が体に蓄積されて、美しい色に染まるのです。
まだまだ若いシシィは、紫の色も淡く「幼色」と呼ばれる、若者特有の毛色でした。

かぐわしい香りがあたりに漂い、シシィは今日のすみれをどう調理しようか
あれこれ考えを巡らせていました。
するとどこからか、歓声とともに泣き声が聞こえてきました。
シシィは籠を抱えたまま声のする方向へ走り寄り、大人の人だかりをかき分けて見に行きました。

そこには真っ白なすみれが花開いていて、また見るもまばゆい真っ白な
「初色」の、小さな小さな赤ん坊が花弁にくるまって泣いていました。
「誕生のすみれ」が赤ちゃんを目覚めさせたのです。

ここ何年もの間、誕生のすみれからは赤ちゃんが誕生せず、
大人たちの悩みの種だったのです。ですがそれも杞憂でした。
ぷっくりとした肌の元気な赤ちゃんは、花弁のおくるみをしゃぶって
泣き止み、今は静かに寝ています。シシィは大人たちに呼びかけました。

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「今日は特別な日、誕生の日。
初色の白が綺麗なすみれ色に染まるように、お祝いしよう、初色のすみれを」

ようやくお姉さんになれたシシィは張り切って、
手際よくスポンジケーキを焼きはじめ、すみれの紫を垂らしたホイップクリームを用意しました。
お母さんに教えてもらった特別なすみれの砂糖漬けを瓶から取り出し、
お祝い用のカラフルなすみれと一緒に並べてバースデーケーキを作りました。

初色のすみれの中、真っ白な赤ちゃんは陽の光にきらめいています。
シシィの「幼色」は静かに、そしてひそかに染まり始めました。

***

シシィたちは菫畑に住む、ドワーフのような存在だと考えています。
すみれ畑に棲むシシィたちは、その優しい香りに包まれて幸せに暮らしています。
そしてそのすみれの妖精を生み出すのが「誕生のすみれ」
妖精を生み出す特別なすみれの花です。

長らく子どもを生み出さなかった「誕生のすみれ」が、ようやく赤ちゃんを生みました。
それまでの最年少、つまり最後に生まれたすみれの精こそがシシィだったのです。
子供扱いされてばかりいたシシィも、立派なお姉さんとして頼られるこの日は
シシィにとっても喜びの、成長の一歩の日だったということです。

ここに棲む妖精たちは、その食料である「すみれ」の花の色素を体にため込み
美しい毛並みを成していきますが、幼いシシィはまだ薄い発色でしかありません。
それはそのころにしか見られない、特別な若さの象徴でもあります。
「おさないろ」と呼ばれるその毛並みも、赤ちゃんの誕生によって
一層濃くなり大人の毛並みに近づいていきました。
シシィが懸命に作るすみれのケーキが、「うぶいろ」の赤ちゃんに与えられると
少しずつすみれの精として色づいていくということです。

シシィという名はハンガリー帝国の美しい皇后、エリザベートの愛称です。
彼女が愛した「すみれの砂糖漬け」は、紅茶に入れるとほのかに香り、おいしいそうです。
シシィも美しいお母さんから教わった、すみれの砂糖漬けが
きっと好きなんじゃないかな~と思います。

ちなみにすみれの砂糖漬け、「猫の舌」というチョコレートでおなじみのデメルから
かわいい缶入りで発売されているようです。わ~!乙女…♡*
私も「すみれ」を名乗る身として、一度お口にしてみたいものですわ(乙女)


そんな未来の美しいレディ、シシィをよろしくお願いいたします★*


それではまた~!

さみしくって止まってしまった、時を旅するアンドロイド、チクタクのご紹介★

みなさんこんにちは。
デザフェス準備とトランク展、同時進行で準備を進めていましたが
ようやくひと段落つきそうです。荷物をまとめて、早いうちに荷物を送るつもりです。

またちょっとしたアナウンスです。
Twitterではご案内していましたが、ちびちゃんブローチに今後、箱がつくことになりました。


ちびちゃんたちは案外厚みのある仕様です。
また、Oh dear!については毛並み、コウモリちゃんもヒダエリの高さがあるので
OPPに入れるとつぶれてしまうんですね。それがすごく嫌だったので思い切って箱を買いました。
こげ茶色の化粧箱に入れてお届けします。


上記にありますように、箱入りになるに伴って台紙が廃止になりました。
その代わりに、プチポエムつきのカードがつくようになります🌼
どんなポエムがつくか、どうぞお楽しみに♡*


さて本日ご紹介するおしりちゃんは…★*


★空き家の中で出会ったアンドロイド チクタク★

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金ぴかのお靴がキラッ✨ おっとり顔のチクタクくんです。
ボディの毛並みも光沢長毛のゴールドです。
角のお色もゴールド、前髪だけポイントでシルバーになってます。
目の色はグリーンです。

この子は実は珍しくモチーフとなるキャラクターが存在します。
そのキャラクターデザインのオマージュとして作りました。
ディズニー映画なんですが、知っている人いるかなあ…
そのお話はまたあとで♡


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身長は低めの今回の5人。手はフォルムに比べて長めです。
両手にマグネット入りなので、軽いものなら持たせられるでしょう。
今後はそういった仕様が主になると思います。

深め瞼のたれ目、優しく寂しげなお顔にしました。


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額についた角は少し長めです。
メタリックなゴールドのらせん型の角で、ユニコーンのような形になってます。
額に突き出た角のある子も久しぶりかな?
お耳は猫型です(=^・・^=)

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おしりまわりだけ短くカットしてあります。

皆さんのお眼鏡にかなうかどうかわかりませんが、
ちょっとこういう子も増やしていきたいです。
好きに作るリズムは、私にとって必要な気がしています。


***


★チクタクのちいさなおはなし★ 

誰が掃除をしているのか、綺麗に片付いて磨かれた空き家、
物置の中にあるひと際大きなクローゼットの中に彼はいました。 
金色の角がキラリと光り、ふわふわの毛並みは柔らかく、
素直そうなくりくりのグリーンの瞳の彼は、目を見開いたまま動かずにいました。
あなたは好奇心に駆られてこの家に忍び込み、クローゼットを開けてしまったのです。
そして、思わず手を触れて髪をなでた瞬間、そのおっとり顔の彼がか細い声で言いました。 

「ねえ、僕のほっぺにキスしてほしいんだ」 

瞬きもしないでじっと眺めている彼の表情は嬉しそうでした。 
ですが、どんなふうに笑ったらいいのかもわからないようで、
ただただ丸い瞳がキラリと光ってあなたを見据えるだけでした。 
あなたが期待に目が潤んだ彼に小さくキスをすると、見開かれたままだった瞳は
ゆっくりとカチカチ音を立てて閉じられ、 優しい力であなたを抱きしめて
「ありがとう…」と笑いました。 

「僕はチクタク」
彼は自分が今よりもずっとずっと後の時代からやってきたのだ、と話し始めました。 
幻のように消えたり現れたりするこの家で、マスターと呼ばれるチクタクの創造主と
時間の旅をしていたのですが、 年老いたマスターはこの家を残して
出て行ってしまったというのです。

 ずっと帰りを待っていましたが、さみしさのあまりに力が出なくなり、
人形のように動かなくなってしまったというのです。 
 チクタクは多くのことができるといいました。 不思議な力が備わっているとも。 
ですがあまりに難しすぎて、あなたは全く理解できませんでした。 

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チクタクは現代で言うアンドロイドで、
未来で言うアンティーク風に作られた造形だということでした。
ですが彼の体にはビスの一つも見つかりません。
生きているような体温さえも感じられる姿のチクタクに見つめられ、
思わず彼を連れ帰ろうとしましたが、「マスターを待っていたいの」と座り込んだチクタクに、
あなたはマスターがどうなったのかを説明することができませんでした。 
あなたが別れを告げて3日後に再び家を訪れたとき、既に家はありませんでした。

幼いチクタクの瞳が胸に焼き付いています。

***

チクタクははるか遠い未来で、マスター(と呼ばせていたんでしょう)に
作られた「アンティーク風」のアンドロイドです。
C3POのようにあからさまなメタリック感で機械らしさを隠せないボディは、
本来その時代には技術的にとっくにカバーできるはずのデザインです。
ですがあえてこの形、そのわざとらしいまでのピカピカ感を出した
チクタクは「アンティーク風」デザインなのです。

科学者・発明家として有能だったとうかがえるマスターによって、
時を旅する家は作られ、そのかわいい助手としてチクタクはそばに置かれていました。
しかし、年を取りすぎたマスターは、ある時を境に亡くなったと思われます。
チクタクは年を取らず、死ぬこともない体で生まれてきたのでそれが理解できませんでした。
待って待って待って待って、そしてやがて取り残された孤独で動けなくなりました。
通っていた愛なくして、チクタクはもはや命あるものとして擬態もできなくなったのです。

自動操縦だったのか、やがて安定した場所に家はたどり着き
操縦する者もいないまま、まるで空き家のようになった家で、
チクタクはずっと待っていたんですね。
あの後チクタクは、一人、時の家と一緒に消えました。
どこへ行ったのでしょうか…


さて、チクタクの原型というべきキャラクターは、
映画「リターン トゥ オズ」にでてくるティック・トックという機械式の兵士です。




どうでしょう?そっくりですよね?^^*
私は彼、ティックトックがとっても好きです。
子供のころ、丸みのあるデザイン、透き通った宝物のような瞳を
全部大事にしたい気持ちになったからです。
今はくすんでいますが、終盤、ピカピカに磨かれた彼が出てきます。
それがまたとっても素敵なんです。

子供のころ、レンタルビデオで見たことのある作品です。
この作品は今でいうならダークファンタジーに近い気がします。
なぜなら、このドロシーは「精神病」として隔離病棟に入院させられているからです。
「オズ」の記憶は彼女にとって現実のものですが、ほかの人からしたらそうではないようです…
統合失調症の人にとって、その幻聴幻覚は現実に起きている事実ですが、
体感できな部外者の私たちは、その現実はでたらめの妄想にしか見えません。

その実に危うい感じは、子供のころは理解できませんでした。
大人になって何度か見返しましたが、どんなファンタジーよりも好きかもしれません。
こんな素敵で不思議な作品、魅力的でユニークなキャラクターたちがいることを
チクタクを通して知ってもらいたかった気がしています。


ちょっぴり切なくて、胸が苦しくなるようなおはなしのチクタクを
どうぞよろしくお願いいたします★*




それではまた次回♡


初めての…球体関節人形♡ルムアくんのご紹介★*

こんばんは!日々があっという間に過ぎていき、10日後にはデザフェス開催です。
作業に追われ、新作おしりちゃんのご紹介が遅れています、ごめんなさい。
今日は今後のイベントでアイキャッチとして頑張ってもらう、
球体関節人形のおしりドールをご紹介します。


★夜空を星屑で彩る星の子 ルムア★

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(クリックで大きくなります★)

日が暮れるころ、太陽が地平線の向こうまで闇色の帳を引きずっていったなら
ルムアの一仕事が始まります。
彼は月の影から現れて、袋いっぱいに詰まった星屑を空に撒きはじめます。
キラキラの星屑が帳に乗ってあちらこちらまで運ばれていったら、素敵な夜の完成です。
いたずらに投げて遊んだ星屑は、時々流れ星になってあなたの瞳を輝かせるのです。

Lumua(ルムア):きらめきの意
身長約40センチ
おとこのこ
首・肩・股関節・足首が球体関節になっている大型のおしりドール
光沢長毛白の毛並み・光沢長毛銀の前髪
オリジナルアイ
耳は取り外し可能(今後、気分によって別のお耳が付くかも?)


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左の耳が少しだけ折れた兎の耳が付いています。
運搬時の破損防止のため、また付け替えの楽しさを残すために固定してありません。
ある程度回るので、内向きにしたり外向きにしたりして遊べると思います。

大きい子を作るのは1年前からの試みで、実はお顔の型はすでにできています。
手の型もできているのですが、今回は使用しませんでした。
指の動き、表情をどうしても出したかったので…

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瞳はスカイブルー。
瞼はメタリックな光沢をもたせたベビーピンクに、モーヴを重ねて優しいお顔に。


ラメが入っているのでキラキラ輝いてとってもきれい。
上の動画で少しキラッとするのがわかると思います。


強い日差しが当たると、瞳が透けてより色鮮やかに。
次はグラスアイを自作して追視に挑戦したいです。
追視、いいよね…。


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ルムアくんも物が持たせられるような仕様です。
ごく軽いものなら持ってくれます。

自立、関節の動きは問題はなかったんですが股関節だけちょっと具合が悪いです。
毛並みを張る前はお座りができたのですが、今は足が突っ張ってしまってできません。
おなか周りの毛並みの厚みのためか、ゴムの種類を変えたためか、
またはそのテンションの強さか…わからないのですがお座りはできなくなってしまいました。
ゴムのテンションについては何度もやり直したのですが、緩すぎると自立が危なくなるので…


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初代シリーズ。
2.5倍ほどの大きさを予定して作りましたので、デモニカと比較してこんな感じです。
目の位置や口の感じなんかも、おしりちゃんから遠くならないようにデザインしました。

かわいさは大きくなることで一転し怖くなることがあります。
ちいさいことで保たれていた可愛さは、大きさが変わるとまた違ってくるのです。
(ゴムのアヒルのオブジェも、かわいさの点ではすごく大味になってますよね)
なるべく優しいお顔になるように、彫りを強調してもエッジは丸めてあります。

***

初めて球体関節人形を作ってみて、その手間の多さ、調整の難しさを強く感じました。
造形の正確さ、道具の正しい使い方、作りこむ根気強さなどなど
複合的な要素が出来栄えに強く強く現れると思いました。
私はその分毛並みがある素体作りだったため、研磨も頑張れた範囲でしたが(甘いけど)
これが素肌が大事なドールとなると気が遠くなります。

今回、やむなく関節を減らして完成させたルムアくんですが、
だいたいの仕様が通して分かったのですが、もし作ることがあるなら…
次はちゃんと本を読んで、お勉強してから作りたいです。
ともあれ完成させられてよかったなあと思います。


真夏のデザインフェスタ、旅人のトランク展で
お店番をしているルムア君にぜひ会いに来てくださいね。
お待ちしています♪


兄弟を想い、命がけの脱走を図った チッチのご紹介★*

こんばんは。
最近3-4時あたりに一人公園をぐるぐるウォーキングをするのが習慣になりました。
だいたい1.7km*3週なので5kmくらい歩いていることになるようです!
わー結構歩いてた…(今ちゃんと経路確認した)
危険なこの時間帯を選んでいるのは、星がきれいだからです…
地元は田舎なので、公園内の街頭もメインの通り以外はほぼなく真っ暗です。
なのでちょっと怖いんですけど(心霊的な意味で)星がすごくよく見えるんです。
あと少しで流星群もあるようなので楽しみです★*

さて、連日制作を進めているでっかいちゃんですが、磨きにきりを付けて仮組してみました。





球体関節人形の作り方を解説しているウェブページを参考に進めていましたが、
股関節の作りが悪かったりすると自立しなかったりすることがあるようです。
ちょっと怖かったんですが、関節を減らしたこともあり自立してくれました♪*

磨いていない部分はフェイクファーを張るので、あえて磨いていません。
なるべく手間をかけない部分は思い切って手間を省いています。
粘土の盛も思い切って大雑把に形作ってから後で修正するなどして、
進みを早めることを意識するようにしました。そうじゃないと永遠に終わらない…

作ってみてその構造の難しさがよくわかりました。
人型で関節すべてを作る方、作りこむことができる方、指の関節まで作ってしまう方…
もう尊敬します…すごいよ…(へなへなへな~と座り込む)


さて、本日のおしりちゃんのご紹介は…

★兄弟を想い、命がけの脱走を図った チッチ★

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お顔にペイントを施したおしりちゃんは今までいましたが、
柄まで書き込んだ子はいなかったように思います。
兎にしようかクマにしようか迷ったのですが、毛色を変えてハムスターにしてみました。
お耳もクマよりも大きく、垂直に立つようにつけてみました。
おっとり顔ですが、行動派のソルジャーのようなたくましい女の子です。


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頭の毛並みと体の毛並みを変えています。
前髪もパステルパープルでアクセントをつけていますが、
まとまりのあるかわいい配色になった気がします。
お靴は茶色、ラメが塗ってあります。

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身長は13cmと思い切った低さ、手が長いタイプのプロポーションです。
長毛仕上げなのであんまりわかりませんが、
ちんまりデザインでパムスターとしてはぴったりの体系です笑
ハムスターって固形というより流動体よなあ~てろてろ~


★チッチのちいさなおはなし★

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午前2時、外は雨。
ひっかけておいたヒマワリの種によって計画通り、ケージのフタが半開きになったままだ。
寝静まっておそらく誰も起きてこない。
雨音が予想外の物音をかき消してくれる。きっと大丈夫。
チクタク時計の針の音だけが響いて、2時15分。
チッチはケージを器用に登って半開きのフタを押し上げて外へ出た。
テーブルの足につかまって床におり、不用心に開けっ放しの引き戸、
その網戸の隙間から外へ出た。
濡れた地面をペチペチ言わせながら走り、
不慣れなアスファルトを蹴ってペットショップへ向かった。

3か月前を思い返していた。急な引っ越しでひどく落ち込んだ主人が、私と出会った時のことだ。
私はまだ小さく、兄弟たちと一緒になってガラスケースの中で身を寄せ合っていた。
目が合った主人はふわふわの髪を揺らして微笑んで、私に白い指を向けた。
私は小さな穴の開いた紙の小箱に入れられ、それから兄弟とは…。
この3か月間、主人の明るい笑顔が私に向けられる生活は悪くなかった。
だがもう決めたことだ。

チッチがペットショップに到着する間、ちいちゃいもの捕食部隊C.A.T.と遭遇したものの
無傷でここまで来られたのは奇跡だった。
排気口をくぐり、保安灯が付いた懐かしい店内を見回すと、見慣れたガラスケースがあった。
兄弟の姿は…あった。
残念ながら何人かはもうすでにいないようだった。
みな立派に大きくなり、自分の姿を見ると跳ねあがってガラスケースに張り付いた。
家のケージと比べて粗末な網のフタはたやすく動かせ、
斜めにガラスケースに差し込んで兄弟を誘った。
兄弟たちはほほ袋に大量に食べ物を詰め込んで、列をなして私に続いた。
桃源郷へ行こう、みんなで。

チッチたちは暗く狭い、だが雨に濡れていない排水溝を延々と辿りようやくたどり着いた。
午前6時半、計画より1時間オーバーしたが全員無傷だ。
ここで幸せに暮らそう、家族そろって。
おはよう、とケージが開けられた。驚いた主人の顔はいつもより嬉しそうだった。

***

おはなしの書き方を少し変えてみました。
ピエロの骸フーもそうでしたが、おはなしのあり方にもいろいろあってもいいなと思い
こんな風な書き方にしてみました。

命がけの外への脱走、天敵も多く、道に迷うこともあるでしょう。
一緒に生まれた兄弟たちに会いたい一心で覚悟を決めた彼女はたくましく、
計画を綿密たて実行に移した彼女は誰から見ても立派な戦士です。
チッチは大胆にも脱出を図り、「桃源郷」のように幸せな主人との家に
家族を連れて帰ってきたんですね。

ちいちゃいもの捕食部隊C.A.T.とは、その通り「猫」なんですが
ソルジャーであるチッチの敵でもあるので、そんな風に名付けてあります。
恐らく天敵の存在として親から言い聞かせられてきたのだと思います。

複数で飼っていたりすると(弟と1匹ずつ飼ったので番になったりして)
ある日突然子供の存在を発見することとなったりして、たいそう驚きます。
困ったなって思っても名づけを頑張ったりして…うれしいんですよね笑
おはなしの主人もたいそう驚いたと思うのですが、
その微笑みが気持ちのすべてを表しています。
急な引っ越しで心身ともに疲弊していた主人にとって、
可愛らしい家族は癒しでもあったに違いありません。

昔家でもたくさんの動物を飼っていました。…動物園のようでした(;'∀')
そのうちのハムスターが脱走を図ったことが2度ばかりあり、
血眼になって探していてばったり部屋の隅で見つけたときの、安堵感、衝撃ったら…。
冒険家である彼らは部屋の中で何を探したかったのかなあ?
チッチのように家族を探したかったんでしょうか?それはハムのみぞ知る…。

という驚きをもたらした戦士、チッチのページはこちら。
どうぞよろしくお願いいたします★*




次回もおしりちゃんのご紹介。
気になるあの子かな?
おたのしみに~★


ドライフラワーの中に潜み秘密を蓄えた オーリスのご紹介★*

こんばんは。
おしりちゃんの制作をストップし、現在はレイアウトに必要な飾り物や
アイキャッチのでっかいちゃんに取り掛かり、あっちに手を付けこっちに手を付け…と
落ち着かない作業が続いています。


じっくり向き合うほうが愛着を形成しやすいのでぜひそうしたいのですが…
今後はもっとそんなこと言ってられなくなるのだと思います。さみしいなあ。


でっかいちゃんはこんな感じ。
本当は手首・肘に関節があったのですが急遽関節を減らすことにしました。
何もわからずネットの情報だけで急いで作らねばならないので、
あまり初めから凝ったことをするよりは仕組みを理解することに重きを置いて、
一度仕上げてみることにしました。今月末には連れて行かねばならないので…
露出する部分は磨きに入っていて、関節は調節しています。
今の時点でも自立しているので大丈夫だと思いたいです。
ただ手が大きく重いので、そのバランスがどうなるかな?といったところです。
かわいく仕上げたいなあ。

さて本日ご紹介するのは、後半5人のトップバッターです。
挑戦的な子たちが生まれています。今後の作品にどう影響するかな?


★ドライフラワーの中に潜み秘密を蓄えた オーリス★

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今回からお写真にロゴが入るようになりました^^*
結構気に入ってるんです、このロゴ。
ピクトグラムのような、ミニマムなデザインを目指したロゴです。

さて、オーリスは茶をメインにしようと思って作った子です。
私の中ではアニマルフード🐰を被ったような、そういう気持ちで作りました。
最初はアニマルの被り物をした人間のようなイメージがあったのですが、
口元を変えるのはまだ勇気がなかったので、被り物イメージだけを採用して
珍しく長毛混色のフェイクファーを前髪に持ってきました。
1色染めだったり、白だったりと限定してきた前髪でしたが
今回は髪の毛をイメージしているので。


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身長はやはり低め、手は長めのデザインです。
自立時の安定がよいのが一番です。足の裏の水平も保ちやすいです。
低い背も相まってちんまりとしてかわいいです。
お耳はうさ耳。ちょっと肉厚な感じです。


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ねえ、みてこの後ろ姿!
昔のおしりちゃんを彷彿とさせるちんまりデザイン。
う~~~~ん♡*
結構好きなんですが皆さんはどうでしょうか?

足は暖色MIX、手は白。
マグネットが手のひらに仕込んであります。


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瞼の色に悩んで実は何度か塗りなおしています。
濃い目のアンバーブラウンを乗せてあり、相まってデカ目効果があります。
よりおっとりした表情が強調されるメイクです。
襟は太糸の3色構成の襟です。スカーフ巻いてるみたいにも見えます。
秋っぽい雰囲気です🍁(気持ちがはやりすぎたな~)



★オーリスのちいさなおはなし★

部屋に飾られた思い出の象徴、ドライフラワーの花束の中で
オーリスはこっそり隠れながら生活しています。
色あせてもまだ幾重にも重なる見事な花弁の形を残す20本のバラと、
星空のように散らばる小さなカスミソウの群れの中で、
埋もれるようにして生活するのが、今のところオーリスの一番のお気に入りでした。
大切そうに太い光沢のあるリボンで束ねられ、壁にかけて飾られている見事な花束です。

オーリスは長い耳であたりの様子をうかがって、
誰にも見つからないように行動することを心がけています。
特別シャイで上手にお話ができないのと、あまりに多くの秘密を知ってしまっている彼女は、
ほんの少し後ろめたさを感じているからです。
おしゃべりな花束たちを静かにさせてから、壊れないようにかき分けて外へ出るのは
いつも気がかりな瞬間でしたが、そんなにぎやかな瞬間もお気に入りだったのです。

彼女が知ってしまった秘密の多くは、当時の思い出を吸い上げて時を止めた
ドライフラワーたちから聞かされた、贈り贈られた人々の思い出の数々です。
何かの記念やお祝い、時にごめんねの気持ちも込められた花束たちは、
贈り主がどのような気持ちや面持ちで自分たちを選んだのかを一番よく知っています。
贈られた瞬間ももちろん、贈られた者の表情や気持ち、それでわかる二人の関係なども…。

オーリスがドライフラワーの中で暮らそうと考えたのは、
シャイが高じて自分とよく似た色の中で擬態ができると考えたからでしたが、
いつしかドライフラワーたちから、幸せな思い出を聞くことが楽しみになっていました。
人々の温かく、人を思う気持ちが束ねられた美しい「愛」「思いやり」に抱かれて眠る夜は、
オーリスの得難い安らぎなのです。

あなたのお部屋にもしそんなドライフラワーが飾られていたなら、
こっそり耳を澄ましてごらんなさい。
オーリスが静かに寝息を立てているのが聞こえるかもしれませんよ。


***

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オーリス(Olis)とは、ラテン語で枯れ葉を意味する「Folis」からとった名前です。
色あせて乾いてしまった枯れ葉ですが、私はとってもそれが好きなんです。
それは自然の中で作られたミイラというか、砕いたり土に埋めてしまわない限り
ある程度の形を保ちつづける「命の外殻」がとっても情緒的で。
生きた証、そこに在った証明、空っぽのカタチ…。

想いも瞬間的なもので、いろいろな情報を取捨して生きる私たちが
それを保ち続けることはとても難しいことだと思います。
残った「気持ち」と呼ばれる多くのものは、どれも言わば置換されたもので
「想いそのもの」ではありませんが、どうにかして見えないものに形を与えて、
共有、可視化・可触化できるようにしたものがおはなしでいう「花束」です。
想いのミイラ…というと怖いですか?想いの化石でもよいですが、
色あせてしまっても<残り続ける想い><残しておきたかった想い>は
何よりも気持ちに訴えるものだなと感じています。

オーリスはそんな花束の中で想いに抱かれて眠るわけですが、
やっぱり人を想う気持ちは心地よいのだと思います。
皆さんのお部屋にも、ポプリやドライフラワーはあるでしょうか?
いつかオーリスが遊びに行くかもしれませんね。


そんなオーリスのページはこちら。
どうぞよろしくお願いいたします★*



さて次回もご紹介になると思います。
次回はどんな子を紹介しようかな~*
おたのしみに~★

記憶をなくし土の中で目覚めた シーラのご紹介★*

こんにちは。
お写真撮りもお話も仕上がったところで、今日の夜にでも新しい5人が公開できそうですよ!
短期間で10体のおしりちゃんを仕上げてきましたが、
息をつく暇もなくレイアウトやアイキャッチの球体関節ちゃんに移らねばなりません。
特にアイキャッチちゃん、ずっと放置する形になってしまってかわいそうなので
何とか形になればいいなと思ってます。う~~~間に合うかな?;;

さて、本日は前半5人のラストおしりちゃんのご紹介です。


★記憶をなくし土の中で目覚めた シーラ★

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なんとも不思議な雰囲気のシーラ。
穏やかなお顔ですが、その視線に射抜かれるとハッとするほどの存在感があります。
私も思わずじ~~~っと見てしまいます。さすが、三つ目。
三つ目ちゃんタイプは1年ぶり、アコルダ以来です。
好きなモチーフなので、もっと作ってもおかしくなかったのですが…。
全体的に落ち着いた色でまとめられたシーラ、男の人にもウケは良さそう。


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真ん中わけの子ってあんまり作りません。
私が前髪スキー(特にぱっつんと斜め分け)だからなんですが
シーラについては真ん中わけしか思いつきませんでした。
ゴールド光沢の前髪もマッチしていて、雰囲気のまとまりはピカイチです。
メイムと並んで存在感、雰囲気ともにバッチリある子なので
ぜひ実際に見てもらいたいです。


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くすんだ赤いお靴がアクセントになってます。これ好き!
兎耳は少し前に曲がった形で、特に左は前に大きく曲がっています。


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おしりの周りだけカットしてあります。
束っぽくなっていて、動きのある毛並みです。

こういう長毛はぜひ束ごとにねじって跳ねさせて遊んでほしいです。
ついつい切ってしまいがちなんですが、動きの感じられる姿が
ドールの表情のすべてなので、襟や靴の向き、毛の跳ね具合と
動く部分を最大限に使って表情を作ると、生きているみたいにかわいく見えます。


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首を傾げたり、お靴を内またにしたり…
ぜひいろいろ遊んでもらいたいなって思います。
ショップの写真が足を跳ね上げたような写真を使っているのも
「生きてるみたいな表情」がやっぱり一番かわいいからです。


★シーラのちいさなおはなし★


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気が付くと朽ちかけた木箱の中で湿った土を口いっぱいに頬張っていたシーラは、
息苦しさと恐ろしさで死に物狂いで地上へ這い出ました。
あたりは暗く、ここはどうやら人気のない森の中のようでした。
シーラは自分の名前以外のことをすっかり思い出せませんでした。

シーラは土を丁寧に湖畔で洗い流し、蛍が舞う水面で自分の顔をじっと見つめました。
3つ並んだ神秘的な瞳だけがらんらんと輝いています。
心細さと不安で押しつぶされそうになる時も、相反して額の瞳だけは
穏やかで芯の強い光を保っているのが不思議でもあり、たった一つの救いでもありました。

夜明け、シーラは湖畔を後にします。
道なりにもぎ取って食べる、木の実の果汁で染まった
手のひらを見ても何も思い出すことはありません。
ただ、道行く先々で自分がほしいと思うものが手に入り、
なんの危険にさらされることがないこの状況に、守護のようなものを感じていました。

シーラは古びた遺跡にたどり着きました。
ツタが絡んで風化してすっかりと忘れ去られた文明の墓、まるで自分のようです。
愛おしく思い、危険も顧みずに遺跡へ入ると、額の瞳がうずきはじめ、
湿気っていたはずの松明に明かりがともりました。
露わになった壁画には自分と同じ3つ目の兎が描かれていました。
風化した壁画に光が走り、見知らぬ言語であるはずなのにシーラには理解できました。

彼らは死後地中深くに埋められたのち、膨大な時間をかけて復活することで
永遠を保つシャーマンの一族だというのです。
しかし、その間に起きた大規模な戦争により甚大な死者が出たせいで、
シーラの帰りを待つ一族は種の保存のために世界に散らねばならなくなったようなのです。

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シーラは散った彼らを呼び戻すことを決めました。
シーラは自分がどのようなものであったにしても、
「記憶を無くすまでの間もこの体であり続けた」という存在の証明は、
胸のうちの命に伴っていることを感じていました。

超自然的な存在と密だったこの体、種の血を引くこの瞳がある限り、
シーラはシーラだと強く確信したのです。

***

いかがでしたか?
シーラはシャーマン一族の出で、復活の儀式によって土に埋められていたのでした。
冬眠のようなものだと私はとらえているのですが、実際はもっと複雑で
眠っているというよりは一度死んでいるのではないかな…と考えてます。
長い時間を土の中で過ごすといえばセミを思い浮かべますが、
外殻を保ったまま中で一度すべての要素がMIXされて…なんていう
さなぎになった蝶が変態を起こすような、そういう変化が実はあるのでは?とにらんでいます。

「記憶は魂か霊魂か」なんていう主題で描かれる「カイバ」というアニメがあります。
たとえ肉体が滅んでも、保管した記憶をDLすることで不死を可能にした世界の話です。
(これ本当に面白いからみんな見てほしい)

不幸にもシーラは記憶をなくしており、自分の正体が明らかになっただけで
本来の記憶を取り戻してはいません。
ですが、記憶の糸口は確実に自分の中に宿る能力・血筋によるところが大きく、
自分が何者なのかわからなくても、自分が自分として生きた証が
体であることに気付いたシーラはそれで良しとしました。

その人をその人たらしめる主体はどこにあるでしょうか?
肉体でしょうか?記憶でしょうか?


さて、これにて前半の5人のご紹介は終わりです。
引き続き5人のご紹介を、順にしていきたいと思っています。
お楽しみに★*

銀ぴか好きの銀猫骨董店の店主 イルヴィのご紹介★*

こんにちは。
昨晩はちょっと集中できたのか、毛皮待ちだった5人が仕上がり
あとはお話を執筆するところまで進められました^^*
先にプチポエムを用意して、お話のタネをまいておこうと思っています。


落ち着いた色味が多いためか、いつもより大人っぽい雰囲気の子が多い気がします。
この子たちも準備が整い次第、ショップへお披露目しようと思っています。


さて本日ご紹介するのは…

★銀ぴか好きの銀猫骨董店の店主 イルヴィ

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光沢のあるシルバーの長毛ファーを初めてメインで使用した子になります。
強い光沢があるので、銀猫と呼ぶにふさわしい綺麗な毛並みです。*
前髪はぱっつんで、彫りあり顔なのに幼い雰囲気。
あっさりしたお顔ですが、顔の造形でわかる美人さがあります。


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今回の子は皆そうなのですが、初期のころのおしりちゃんに
プロポーションを寄せてあります。
背に対して手が少し長いので、手の動きによる表情の効果が大きいです。

全体的に涼しい色でまとめられています。
腕のお色も、寒色グラデ糸で初めて使う素材かもしれないです。


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お靴のお色は、メタリックなブルー。
ラメが重ねてあるのは変わりありませんが、メタリック特有のつやがあります。
毛並みの色とマッチして、ぴかぴか好きのイルヴィの好みがうかがえます。


★イルヴィのちいさなおはなし★


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月のない夜、静かに寝静まった頃に小さな影が走り回っています。
ここは街はずれのガラクタ置き場。
山のように盛られたガラクタの中から、つぶらなチャコールグレーの瞳がキラリと光りました。
みつけた!と叫んで、手の中に納まったひしゃげたビスを得意そうに小さな手でつかんでいます。

銀色の毛並みが夜風になびいて、コウモリが飛び交いながら彼を笑いました。
「イルヴィ、またガラクタかい」イルヴィはツン!とそっぽを向くと、
「そんなんじゃないよ、これは宝物なんだから!」と大事そうにハンカチでぬぐい磨きました。
控えめな星明りでもわかるほどにピカピカしています。
コウモリはケタケタ笑いながら「まあいいさ、風に噂はすぐ届くよ。
またイルヴィがガラクタ拾ったってね」と森へ消え去りました。
イルヴィはそんな風に変わり者扱いされていましたが、
イルヴィにとっては集めた銀色に光る多くの拾いものが宝物のように思えていました。

イルヴィは小さなころ、ピカピカの銀の球から滑り落ちてきた記憶があります。
ですが母さんが言うにはそれは「夢」に過ぎないということでした。
それからというもの銀色に光るものを蒐集し始め、
やがて「銀猫骨董店」を開くこととなったのです。
そんな骨董店の中は鏡のようで、鋭く白く反射し飛び交う光が閉じ込められているようでした。
イルヴィはそこにいるのが一番落ち着いたのです。

ある夜再び蒐集しに出かけていると、一枚のとびっきりピカピカした銀貨を
水たまりの中に見つけました。
思わず飛びつくと、水面はゆらりと揺れて砂利だけが手の中に収まりました。
イルヴィは思わず見上げました。
そこには大きな銀の月が輝いていて、満月はぴたりと瞳に重なりました。
その瞬間に、イルヴィは多くのことを悟りました。

滑り落ちた銀の球、母さんの優しい嘘、銀の髪、光の籠…。

銀の月は優しく微笑んでいます。
イルヴィは懐かしい銀の微笑みと、育ててくれた母さんのぬくもりを思いました。
掌を開くと、そこにはピカピカの銀貨がありました。
どこの国のものとも知らぬ、不思議な銀貨でした。

***


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イルヴィが銀ぴかに固執していた理由は、月と何かが関係あるようでしたね。
まばゆい反射を閉じ込めた銀猫骨董店の中で落ち着いて過ごせていたのも、
銀ぴかそのものであった月で過ごしてきたからなのかもしれません。

イルヴィが地上に落ちてしまったのに、長いこと微笑んでみているだけだった月は
私の中では納得の「月」の印象です。
太陽であればたぶん、使いを寄越すとか自ら手を差し伸べたりとかして
イルヴィをそばに置くように能動的に動いたような気がするんです。
ただ月は私の中では受動的な存在そのもので、自分から何かを起こすといった
働きや意思そのものが備わっていないと考えているので…。

イルヴィは別に捨てられたわけではなく、見守られていたんですが
運がよかったにほかなりません。育てのお母さんがイルヴィを大事にかくまったので、
イルヴィは銀ぴかに執着しつつも、健康に元気に育ったのです。
月の記憶を取り戻したイルヴィが今後どんな判断を下し、おのれを何者と定義するかは
イルヴィにしかわからないことです。
あなたはどう思いますか?


そういうわけで、不思議な銀猫骨董店の店主イルヴィのご紹介でした。
ページはこちらです。どうぞよろしくお願いいたします★*




次回は最後のおしりちゃんのご紹介。
新しい5人も、順調であればすぐにご紹介できると思います!
お楽しみに~♪*