5月のデザフェス出展決定とフルオーダーちゃんクローリネットのご紹介。

みなさんこんばんは、星嶋すみれです。

オーダーちゃん制作も、もうそろそろ佳境を迎えようとしています。
次に制作に入る子も、ご依頼主さまのセンスが生きた子になりそうです!
とっても楽しみに思います♡

さて、かねてよりキャンセル待ちを行っていた
デザインフェスタに出られることが決まりましたのでお知らせいたします♡
今年はたくさんのイベントに参加できることになり、
皆様にお会いできる機会が増えてとてもうれしいです!

ここで、一度出展予定の一覧をご紹介です。


♡Cast a spell !!出展予定♡
  • デザインフェスタ 
     ★5/14-15
  • ヨコハマハンドメイドマルシェ
     ★5/28-29
  • 真夏のデザインフェスタ
     ★8/27-28

どのイベントも両日出展になります!
経験を積んで上手に設営できるようになりたいです笑



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さて、続いてはフルオーダーでお仕立てしたおしりちゃんのご紹介です。
「クローリネット」ちゃんになります。
…クローリネットさん、とお呼びしたほうがいいのかな?

というのも、彼(彼女)には性別というくくりでは分けられない存在だからです。


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順番としては3番目、フルオーダーとしては1番目にお作りした子になります。
ご依頼主さまの明確なイメージがデザイン画に描かれていましたので、
ファーのお色のご相談、細かいデザインの表現法などをご相談ののちに着手しました。


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善悪といった概念で分けられず、常に傍観者であり続ける存在で
中世的、そして人を魅了する感じとお伝えしていただき、そのイメージに沿うようにお作りしました。
少し妖しいかんじを出すためにゴシックに傾かせましたが、
毛並みのお色にも合わせるためでもあったのでかえって説得力は出たように思います。


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まぶたは少し重めにし、羽根の様なレースは幅の違う2枚重なっています。
綿レースの十字架柄、化繊のレースのひらひらをお付けしました。
また、胸元のレースはワイヤー入りなのでたゆたうような表現になってます。


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お耳は垂れ耳指定でした。デザイン画を見て少しRをきつくしたお耳にしています。
後ろ側へしょったようなお耳で、道化の帽子のようなイメージを感じたのでそのようにしてみました。


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一番のこだわりが頭の角なのですが、クラックの部分を赤いラメの刺しゅう糸で巻きつけて表現しました。
最初はみぞをつけて真っ赤に塗った後、ドライブラシで黒を重ねてすかそうと思ったのですが
もう少し神秘的な表現ができないかなと思い、そのようにしてみました。
襟も金襟にしたかったのでマッチしたと思います、自画自賛です笑

まぶたは緑、瞳はイエローにしました。きつくならないように若干彩度を落としてあります。
イエローではあるのですが、少し金っぽくしたかったので…


IMG_2471.jpg

ひらひらにはラメが吹いてあります。
布用のラメで、銀ラメなのですがそのシンプルな感じが引き立っています。
貫禄というか、自信、堂々とした感じを感じたので普通より手を大きめに作ってあります。
何でも受け入れる、少しのことでは動じない、悲劇も喜劇も「そのように、あるがままに」と
受け入れる大きさをそこで表現しています。

幼いとか、怖がりとか、儚いとか、そういう部分は手を少し小さくしているんです。
手の大きさやパーツの大きさは、意外と印象を決定づける要素でもあるので。


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あまり短くしないままのファーなので、キシカの様にふさふさした感じになってます。
顔周りは少しカットしたのですが、空をたゆたう姿をイメージした時に
髪はなびいていたほうがクローリネットちゃんらしいかなあと思ったので。
体は短くしてあります。

髪をあんまり残しすぎると、スーパーサイヤ人3みたいになります笑


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リボンはブローチ式なので取り外しができます。
左右のどちらでもつけられますし、ボディにもつけられなくもないと思います。
私は無くても好きですね~♡


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差し伸べポーズ。
意外とそのキャラクターに似合うポーズでお写真撮ってます笑



★クローリネットのちいさなおはなし★

夕間暮れ、その空の色と色の合間を縫ってクローリネットは目を伏せて踊るようにやってくる。
薄く色をまとった月が空に昇っても、クローリネットの足元には影が落ちない。
気配は霧のように音もなく忍び寄って景色に溶け込み、
その鮮やかな瞳だけが星のように輝いている。

クローリネットは世界の目を盗んで人間界に紛れ込んでは、気配を消して多くの命の行く末を見てきた。

生まれてから死ぬまでの儚い瞬き、不意な死との戯れ、
実る愛、やがて受け継がれていく命、善人も悪人も一様に繰り返すが、
クローリネットはあまりに永い時間の中で、ただの一つも肌で感じたことがなかった。
喜びに泣き、悲しみにか弱く笑うこともある命、
その一つ一つがクローリネットには不思議に思えた。

クローリネットは、人を暇つぶしに観察するだけの、限られた籠の中で
繁栄衰退を繰り返す虫のように小さな存在と感じながら、
豊かな心の動きで思いもよらない大きなドラマを生み出す、得難い宝のように感じていた。
優しく触れねばすぐに壊れてしまう、繊細な細工の様な…

しかし、妖しく歌えばすべてが思い通りになる力を持ちながら、
姿を見せることはおろか、命に触れることはなかった。
ほんの昔に姿を見られてからというもの、
その酷く異様でありながらあまりにも美しい姿を見た人の間で
「天使」や「悪魔」といった概念が芽吹き、大きく世界に影響が出てしまったからだ。
クローリネットはそれを嫌った。

『私はただ私であり、在るように在る』だけなのだ。

クローリネットは空に浮き、たゆたう風に体を預けながら
徐々に灯っていく街の明りを見ていた。
この夜、どこかで子どもが泣いている、またどこかで命がむなしく散った。
クローリネットは命を愛おしんで高く、また低く歌った。
美しい声が響き渡って、その夜は星が降ったという。

それはこの夜に生まれたあらゆる生と死に向けた、
手向けとはなむけの魔法であった。





次回もオーダーちゃんのご紹介になると思います♡
フルオーダーちゃんが続くので見ごたえあると思います。
おたのしみに♡


... Hoshijima ...



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