オーダーちゃん、エイリムくんのご紹介。

みなさんこんばんは、星嶋すみれです。

ふと昔の覚え書きというか日記を読み返したら
幸せな思い出がぱかっとふたを開けたように鮮明に思い返されました。
不思議と書き残してしまう記憶って頭から抜けるのも速いのですが、
読み返すと何よりも鮮明さを保って呼び起されるように感じます。

記憶だけではどんどん忘れていってしまうし、変質していくから
記憶が新しいうちに何かしらに残しておくべきだなあと思いました。
そうすれば、好きな時に引き出せるようになるので…☆



さて、今日ご紹介するのはフルオーダーでお作りしたおしりちゃんです。

名前はエイリムくん。瞳のお色やファーのお色、角や羽根、しっぽなどをご指定いただき、
そのほかの装飾やデザインに関してはお任せさせていただきました。
途中、ご依頼主さまと相談をしながらカラーの細かい変更や、調整などを行って
こだわりを盛り込んで一緒に作り上げた子です。

また、光栄なことに命名は星嶋がお受けしました…♡
アンスリウムという赤い花の花ことばは「恋にもだえる心」
南国に咲く情熱的なお花から、お名前のヒントを頂いています。

<恋焦がれるあまり、体が赤くなった悪魔 エイリム>

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エイリム君は、真っ黒な体の悪魔。
ですがあの子に恋をしてからというもの、燃え盛る恋の炎に染まって赤くなったそうです。
お受けしたのが2月の初旬でしたから、ちょうどバレンタインが近い頃に出来上がった子です。

う~ん、本当にこのときのために生まれてきたようなドラマチックな子です…♡
ご依頼主さまの素敵な心の世界より生まれた、恋する悪魔ちゃんだったんですね。


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お耳のデザインに関しましても、お任せさせていただいており、
ファーの長毛に合わせた大きなお耳、うさみみをチョイスしました。

最近は羊毛ではなくファーを使用することが多くなったので、小さなお耳は埋もれてしまいます。
見栄えの部分でも、大きいお耳は華やかになるので選ぶことが多いです。
私が個人的に好きなのはねずみちゃん耳…♡


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このうさ耳をチョイスした理由は大きさのバランスだけではなく
とある幻獣、UMAをなぞらいたかったのもあります。
ジャッカロープ、といったUMAがいます。あとは、アルミラージという幻獣。
どちらも角の生えたうさぎですが、前者はUMA、後者は伝説の幻獣です。

獰猛な幻獣のアルミラージは、魔力で無力化されて手懐けることができるそうです。
いつもは悪いことばかりする(それが仕事なのですが)悪魔も、恋の前ではどうでしょう?
お顔はすっかり優しい雰囲気です。


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お耳には金のリングピアス、チェーンがついて星のチャームが下がっています。
そのチェーンは後ろのしっぽにつながっていて、パンクなイメージ。
額には金星、黒く染めた襟にはクリアなストーンが貼られています。
ピアスはあるのとないのとでは大分雰囲気が違うのではないかなあ?


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しっぽは先端から赤→黒のグラデーション。
ラメがそこかしこに塗ってあり、エイリムくんの髪の毛にも少し塗ってあります。
また、羽根は最初粘土製の平たい羽根だったのですが、途中から樹脂製に変えました。


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この素材で作るのは正直初めてだったのですが、
溶けかかった感じは、この素材でないと出せない味かなあと思います。
耐久性もよいし、比較的軽いし、ほんのり透ける感じも好きです。
ところどころ、赤みピンクのストーンが貼られています。

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手のパーツも思い付きで途中で作り変えています。
黒い爪がつけたくなったので…☆

尻尾の先も樹脂製なので、欠けることがありません。
形状記憶ができる素材で作られているので、尻尾も自由に曲げられます。
腕や尻尾の芯材は、前まではアルミが使われていたのですが、
金属疲労によって折れるのは個人的に耐えられないので、芯材を変えています。
アルミのかっちりしたホールド感が好きだったのですが、もろい素材でもあるので…


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立ち姿も可愛いエイリムくんですが、お座り姿も可愛いです。
チェーンがたるんで広がるところが好きだなあ~
お靴のお色は、瞳の色に合わせてパープルメインにしています。
まぶたのメイクは強めのピンクで、二重幅に合わせて濃いピンクをさしています。

彫りのある子は、影ができやすい屋内で見るほうがとてもかわいく見えます。
屋外で見ると自然な色合いが見られて素敵なのですが、
やはり彫りに落ちる影がドールのお顔を尤もらしく見せると思います。


★エイリムのちいさなおはなし★

エイリムは人間をその魅力的な瞳で見つめ、
甘い言葉を投げかけて誘惑し、最後には地獄の底へ突き落すのが好きでした。
その日も変わらず人の心の隙間を見つけて入り込み、声をかけようと肩に登った時、
反対側の肩に白い衣が揺れているのを見ました。
人の獲物に手をつけるのは悪魔の中ではご法度です。

「おいおい、俺の獲物を横取りしようってんじゃ…」
睨みつけてやろうと覗き込んだエイリムは、驚きのあまりに肩から落ちました。

天使です!

天使が反対の肩に乗っかっていたのです。
心の隙を悪魔に狙われないように先回りしたようです。
姿を見られてしまっては何をされるかわかりません。
最悪、その神々しい光に照らされて塵に還ることになるでしょう。

気付いていないらしい天使は、
金色の柔らかそうな長い髪をゆるく三つ編みにして風に揺らしています。
グリーンの淡い瞳、小さい鼻、小さな唇は赤くつやがあります。
伏せられた瞼を繊細な羽根の様なまつげが縁取り、時折大きく見開いて心配そうに人間の顔を見上げています。
光に溶けてしまうほど白い羽根は畳まれています。

いまだかつてこれほど近くで天使を見たことがなかったエイリムは、
その繊細で柔らかそうな風貌に心を奪われました。ゴツゴツした子鬼や骸骨とは大違いです。
エイリムは胸の奥が熱く揺らぎ始めるのを感じました。
真っ黒な体は激しい気持ちに燃えて赤く変わって力が抜け、
ただただ彼女を見つめるばかりでした。

天使は人間に祝福のキスをして、空高く飛び去って行きました。
エイリムは地獄へ帰り眠れない夜を過ごしました…
あの彼女を想うと、耐えがたい幸福が彼の体を満たしました。
逢いたくて堪らず、エイリムは痛む胸を押さえながら、
退屈だった誘惑を熱心にするようになりました。

また、彼女に会えるかも…
と期待して。


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悪い悪魔ですこと!笑 恋した相手はなんと天使さまでした。
天使に見つかると凄く厄介なことになり、下手すると死んでしまうので
エイリムくんは禁断の恋に落ちてしまったのでした。
だけど情熱的に人を好きになると、そう言っていられなくなるのですよね。
まさに「恋にもだえる心」を抱いて、エイリムくんは今日も人間を誘惑するのです笑

ちなみに、天使さまのイメージは私が考える天使さま。
可憐で美しい、少女の天使さまでした…☆


次の更新も、オーダーちゃんのご紹介です。
どんな子かな?お楽しみに☆


... Hoshijima ...


あ!そういえばPCでみるブログの右上に「出展情報」を載せました。
現時点で決まっている出展は3つです。
どのイベントも両日おりますので、どうぞよろしくお願いいたします♡

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