妖精との混血 妖蝶アウラの生き残り アラウのご紹介。

こんばんは。
昨夜、なんとなく集中力が続いたので朝まで作業して
今年初めに承っていたオーダーちゃんをやっっっと作り終わりました。(遅い!)
受けた時期がテストオーダー時だったのと、訳あって別枠でお受けしたので
現在お受けできない小道具がついています。ご了承ください。
また追ってこの子もご紹介できればいいなと思っています。

さて、ご注文いただいたオーダーちゃんもそれぞれのお家へお見送りしました。
…が!
伝票は私の手で貼るのが原則なのですが、店員さんが張り付けるための袋を見つけられず、
「あずかります」って言われてしまいました。
混乱防止のために、それぞれのお家が分かるように印をつけておいてはいますし、
何度も確認を取ったので大丈夫かと思うのですが、
もし何か手違いがありましたら、お手数ですが星嶋にご連絡ください。
→yumeno.codomotachi★gmail.com

***

本日ご紹介するのは、過去作品「ティト」に関連のある子です。
▼アウラを探すティト
 

スピンオフともいえる作品となりました。
こんな風に自由な発想でおしりちゃんの世界を広げていってもらえるなんて…(;;)
おはなしを書いてよかったなって思う瞬間です…*


★妖精との混血 妖蝶アウラの生き残り アラウ★

arau01.jpg 

「カラフルにしてください」とのお申し付けを受け、
なるべく鮮やかで強い色を使うことにしました。
長さを残した毛並みも、カイコのようなイメージでふさふさにしたかったからです。
触角もついて、ちょっぴり虫っぽさの残る姿です。


arau02.jpg 

お靴の模様、なみなみ~ってなっている感じが好きです。
書いてて楽しかったです。
手足首にはぽんぽんのついた紺の糸がついています。
アンクレットやブレスレットに見えますね。
ピアスの穴が、右2・左1と空いています。


arau03.jpg 

もふもふっとした感じ。
生地のさわり心地は、実はピカイチ。
扱いにくいものの、ふわふわさらさらでいつも触っていたくなります。
うさ耳でぴょこんってなっているのが後ろからも見えて
リズムよい見た目で可愛いです。


IMG_5344.jpg 

涙のマーク、胸の赤いビーズはお話の中で明らかになります。
ほんわかしてどこか抜けたような、不思議な感じのお顔になりました。


arau04.jpg 

★アラウのちいさなおはなし★

その昔、アウラと呼ばれる妖精との混血の蝶が、万能薬になるとの噂で乱獲されました。
妖蝶は今ではめっきり少なくなりました。
自由奔放で好奇心が強く、遊び好きだった妖精の血を引いてはいるものの、
みな臆病になってしまったからです。
鱗粉を採取するのに砕かれた仲間の姿を目の前にしたアラウも、
悲しみのあまりに涙の跡を頬から消せなくなりました。
種族の誇りである血液の宝石「命の証」が悲しく光っています。

妖蝶たちは300年あまりに渡り人前に出ることをやめたことで、
その存在も今では伝説化しており冒険家も少なくなりました。
しかし最近、そんな自分たちを探しているという昆虫好きの少年がいることを知ったのです。
トラウマの様に染み付いた惨劇を思う心と、
健気な好奇心で出会いたいと望む少年を思う心との間で、妖蝶たちは悩みました。
そしてある日、ついにその少年は小さな体一つで過酷な雪原にたどり着いたのです!

妖蝶たちは思わず逃げましたが、アラウだけは少年の丸眼鏡の向こうにある
ひたむきな美しい瞳を覗き込みました。
彼は何日かそこで過ごし、見つからないと悟ると悲しそうな顔で去って行きましたが、
アラウは少年が気がかりで、妖蝶の群れを離れて彼の家まで一緒に帰ることにしたのです。
わずかな生き残りとして孤独に生きていく妖蝶にとって、
忘れ去られることも耐えがたい孤独だったからです。

家についた少年の前にわざと姿を現し、驚いた少年が妖術によって眠りにつくと、
少年に邪な気持ちが一切ないことをアラウは見抜きました。
彼の寝顔を見て、妖蝶の力を活かして共存できていた世界を想います。
彼によって正しい知識が広められ、そして自分たちと陽気に楽しく暮らせる日を夢見ました。

アラウは共存の一歩のために美しい羽根を捨て、彼と似た姿になることを決意しました。
彼のひたむきで純粋な心がある限り、アラウもまた人である少年を通して、
人をよく知りたいと思ったのです。


いかがでしたか?
その昔、アウラと人間(その他の生き物)と共存できていた過去があったようです。
鱗粉に含まれる成分が人を幸福にさせる作用があり、万能薬としての効果があると知れ
アウラの乱獲が始まってしまってから、その共存生活は潰えてしまったのですね。
求められること、与えることのバランスが崩れてしまうと不公平感が生まれます。
そのバランスを上手に保ち、お互いが生かし生かされるような関係でないとなりません。

300年余りという長い間、アウラたちはどのような思いで
かつて愛した人類を見てきたのでしょうか?
研究熱心で純粋な心を持つティトくんを通して、アウラはまた人を愛したいと願ったのです。
人の姿になることで、アラウは羽根を失うことになったようです。
妖蝶としてのアイデンティティを捨てても、アラウは願っています。
また笑って暮らせる、素敵な共存生活を、です。

ティトくんサイドのおはなしはショップやミンネギャラリーでお読みになれます。
あわせてぜひお楽しみください♪

次もオーダーちゃんのご紹介。
どんな子が来るかな?おたのしみに♡*



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