仮装パーティーの中で不思議な出会いをした、怖がりなクリンのご紹介★

こんばんは、今日は新しいおしりちゃんのお披露目です。
先日より毛並み町で待機してもらっていた、角の子が完成です★
こちらはハロウィン限定ではないのですが、それに寄せて作った作品です。


★仮装パーティーの中で不思議な出会いをした 怖がりなクリン★

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立派なヤギの角を思わせる黒い角をはやした(取り付けた)クリン。
白と青を基調にした、冷たい雰囲気の凛とした子です。
白ゴスをイメージしたちょっぴり顔色の悪い子になっています。
イメージはMANA様…

というのも、このクリンはおしゃれが大好き!
不気味でちょっと怖いもの、退廃的で耽美なものが大好きなのが高じて
仮装や異形の装いなんかが好きな、ハロウィン好きのあなたのような子です。


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思慮深い伏し目がかわいい子なのですが、ちょっぴり目が合わないように感じます…
が、レジンでつやつやさせた瞳の反射でそう見えてしまっています。
最近はレジンで瞳をウルウルさせるようにしてます。
そのほうが俄然イキイキして見えます!

目のくぼみ、鼻筋脇には青いシャドウでノーズシャドウを入れてあります。
ゴスファッションをされている方なら、ダブルラインや眉下の影はよく入れますよね。
あんなイメージで入れてあります。

アイボリー気味の青白い肌ですが、クリンは死人ではないので血色はよいのです。
頬と鼻筋には紫がかったベリー色のチークが入っています。
もし死人がモチーフでしたら、血色は黒や青で入れるのですが…
ちょっとしたこだわりです笑


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角は~のようにうねった形。後ろに流してあります。
この子は正面から見るだけでなく、角度をつけて見てあげると楽しい子です。

首を傾げさせたり、振り向きざまのポーズをつけてあげたりして。
角もそうですが、たれ耳なのもあって横から見ても表情を感じます。
角にはほんの少しラメを重ねてあるので、ごく控えめにキラッとします。


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後ろはこんな感じ。
ノリノリな後姿ですが笑
マットな白毛並み、短めなフェイクファーなのでおしりもすっきり見えます。
手足には不思議な色合いのもしゃもしゃ毛糸がくくり付けてあります。
お袖留め、靴下留め…そんなイメージです。

身長は13cmと低めの子ですが、そのお色もあいまって存在感は負けていません。
白汚しの青いお靴は、画像よりブルーベリー色に近いです。



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★クリンのちいさなおはなし★

クリンは浮足立って角の髪飾りを頭に取り付けていました。
今夜、思いつく限りめかしこんで異形が集まる仮装パーティへ行かねばならないからです。
クリンは、この日、闇をたっぷりと染み込ませたような袖留めと靴下止めを取り付け、
白いピンと張りのある襟を選びました。
青白く整えられた肌にこの日のために染めた青と白の髪はよく映えて、
鏡の前で笑う彼女は異様でも美しいのでした。

クリンは暗いかぼちゃ畑の合間を通り賑やかな街を目指しました。
途中、突然激しい風が吹いて土埃が舞うと、空気がガラリと不穏な様子をはらみ始めました。
ザク、ザクと土が掘り返されるような音が聞こえた刹那、クリンの足を土まみれの骨の手が強くつかみました。
クリンは飛び上がって悲鳴を上げ、異形になりきることを今は忘れて、
涙でぼやけた町明かりを目指して振り返らずに逃げ去ったのです。
残されたクリンの足跡を、なぞるように不穏な影たちが続いているのも知らないで…。

息を切らしてたどり着いた会場は、恐ろしい異形たちであふれていました。
クリンは涙をぬぐってその中に溶け込み、特別な自由感を堪能し始めます。
中でも仮装が素晴らしかったのは、どう見ても本物のかぼちゃの頭をした少女と
リアルな腐った臭いのゾンビたちでした。
土まみれの彼女たちに話しかけたクリンは、ちんぷんかんぷんな受け答えにも
完成度の高さを感じて思わず笑い、すっかり打ち解けたのでした。

夜が明けようとするころ、クリンは腰かけた椅子に沈み込んで眠ってしまっていたのに気づきました。
やがてしん…となった会場に朝日が差し込み始めると、
異形でたくさんだった会場には誰一人残っていないのでした。
その代わりに数々の人の顔を模したマスクや手袋、
泥まみれの靴ばかりが会場の足場を埋め尽くしていました。
クリンは今まで見て触れたすべての参加者が"ホンモノ"だったことを察しました。
そしてクリンの手に握らされていたお菓子の包み紙には
<たのしかたれす>とたどたどしいつづりで書かれていたのでした。

***

いかがでしたか?
クリンは意外にもゴス好きなのに怖がりな子でした。
確かにいきなり足を誰かに掴まれては驚くほかありませんが、
それが死人の手だったなら、なおさもありなん。

しかし、駆け込んだ会場には異形でたくさんだったのに、
これは怖がらないとはどういうことでしょう?
フェイクを見たり聞いたりする分には何にも怖くないのに、
いざ自分が体感するとなると恐ろしくてたまらない…!
実は私もそんな感じなのでした笑

さて、異形の群れに身を溶け込ませ、楽しむクリンの前にはあの子が…!
<どう見ても本物のかぼちゃの頭をした少女とリアルな腐った臭いのゾンビたち>
って…?わかったあなたは相当なおしりドールマニア。

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そう、ウィリアちゃんなのでした!
(ウィリアのページはこちら:https://castaspell.thebase.in/items/4434116

カメオ出演したウィリアちゃんとクリンの共通点は「ハロウィン」です。
ウィリアちゃんのちいさなおはなしにも、実は共通のシーンがあったりします。
よかったら上のリンクからおはなしも楽しんでみてくださいね。

さて、そんな不思議な出会いを果たしたクリンですが、彼女はそうとは知りません。
まさかホンモノが紛れていたなんて。そんなことも知らずに彼女たちは打ち解けてしまいます。
ウィリアはかぼちゃですし、ゾンビももれなくゾンビですから話なんて通じません。
おそらく会話も成り立たなかったのでしょうが、それも徹底したロールプレイだと
クリンは思い込んでしまいます。なりきること、は仮装にとって大きな要素ですからね。

やがて楽しさにつかれて眠ってしまったクリンですが、再び目覚めたときには
なんと会場にはだれもいなくなっていたのでした。
しかも帰ってしまっていない、というのではなさそうな雰囲気です。
散乱したフェイスマスク、手袋なんかがそれを物語ります。
朝もやが立ち消えてあらわになったうつつ…
それは仮装をして訪れた人物がクリンただ一人だった、ということです。

ゾッとするような体験に身を縮めると思いきや、握らされていた包み紙に書かれていた
ちいさなメッセージ<たのしかたです>=楽しかったです。
夢かと思った昨夜の宴が、ホンモノであったということの何よりの証拠なのでした。
ハロウィンの夜の幻想、何が起きても不思議ではないのです。
そしてどこかで<ホンモノはいるのでは?>と思う気持ちも無視できません。
何重にも驚いたハロウィンの夜、クリンはどんな気持ちだったでしょうね。


クリンの名前は、Crinoline(クリノリン)という下着の一種からとっています。
かつて19世紀のヨーロッパで大流行した、ドレスの裾を広げるために作られた
いわゆる「鳥かごパニエ」です。

臆病でいながら派手な装いが好きなクリン、ほんの少し私と似ています。
ちょっぴり自己投影的な作品となりました。

装飾過剰な衣装は鎧のようで、弱気な気持ちの支えや勇気の後押しとなります。
鳥かごの中に籠っている様なクリンも、好きなものを好きと誇る気持ちに奮い立たせられると、
自由な気持ちで日々を楽しむことができるようになるのです。
あなたにも心を奮い立たせられるような、大好きなものはありますか?(*´ω`*)


★クリンのページはこちらです★
 


それではまた!

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