不思議な歌に誘われて邂逅に歌い踊ったアンデッド、スケアリーのご紹介♪*

こんばんは!
今日は最後のハロウィンちゃん(勝手にシリーズ化してた)のお披露目です。
時々現れるホラードールですが、もう慣れていただけましたか?笑

今回ご紹介するのは本気モードホラードール…
でもなんだか憎めない?私がとっても気に入ってしまった子になります。
手放したくないよ~~~!


★不思議な歌に誘われて邂逅に歌い踊ったアンデッド スケアリー★

IMG_7614.jpg

あばらがチラリ★とみえたアンデッド、スケアリーくんのご紹介です。
昨夜から今朝の朝にかけて一気に作り上げました。
その様子はツイキャスでお見せしていて、見られた方はラッキーだったかも♪

毛並みのお色に悩みましたが、茶色のラメボアが
いい感じにボロっぽく見えてすき…♡
またソフトチュールであしらえた特別な襟と、
深いグリーンの白と灰汚し靴がマッチしました!おしゃれさんです♡*
あばら骨はちゃんと凹凸があって触るとデコボコして楽しいです。
ラメをたくさん塗ったので、キラキラしてかわいいです♡


IMG_7616.jpg 

身長は約16cm、うさぎ耳なのもあって身長は高めです。
両手は土から這い出してきたため汚れており、
体のいたるところに土汚れとカビがパステルによって表現されています。

あばら骨が見える様に、向かって右半身は毛並みが剥げています。
ずっとやりたかった表現だったのでかなってとっても嬉しいです。
ひょっこり虫がのぞいていたりしたら面白いかな?と思ったのですが
またそれは別の機会に、かわいい表現として使いたいなと思っています笑
あまりに直接的なのはどうかな?とためらってしまいました。

あばらの表現は前から構想があったのですが、実はヘッドは彫りなしちゃんの予定でした。
どうもホラーちゃんは彫りなしちゃんのほうが「程よい怖さ」に相殺されて、
受け入れてもらいやすいのだろうなと思ったのですが、あえて本気ホラーにしてみました。


IMG_7618.jpg 

手は少しだけ長め、すらっとしたスケルトンらしい体です。
前髪は新色のキンクマハムスター色です。柔らかく優しい肌触り。
(キャス中についた名前ですが、いい表現です笑)

お顔や手の甲の傷にお気づきですか?
あえてやすりを粗くしたり、わざと粘土をなすってデコボコにしています。
綺麗に整えてしまうとこういう質感は出せないので、整えてから傷をつけたり
いい感じの傷はそのままにしたりして使うことがあります。
こういう表現ができるのは粘土の楽しいところですね(*´ω`*)


IMG_7619.jpg 


体のいたるところに血管が浮き出ています。
近くで見ないとわからない表現ではありますが、手の中で遊んでいただくときに
「こんなところにも…!」なんて新しい発見があって楽しいと思います。
血管表現の上から汚しを入れたりしているので、薄いところと濃いところがあったりします。
ちょっとだけリアルさを出してみて、本気ホラーに近づけた「大人」なホラーちゃんです。


IMG_7622.jpg 


★スケアリーのちいさなおはなし★

冷たく湿った土の中で、スケアリーは不思議な歌を聞きました。
それはこれまでに聞いたこともないような楽しい歌で、
朽ちた体の奥で溶けてしまった心臓がほのかに温かくなるのを感じました。

<起きておいでよ 夜の仲間よ 会って踊ろう 夜が明けるまで…>

何かを思い出しそうな気がして、スケアリーは目をぱちぱちさせました。
とぎれとぎれに聞こえた歌が終わると、体を覆っていた重たい土が捲りあげられ、
風に晒されたあばらがヒュウヒュウ鳴りました。
あまりのことに混乱し、その上突然現れた白汚しの靴を見て
スケアリーは思わず掴んでしまったのです。
足の主はキャッと悲鳴を上げて逃げてしまいましたが、
代わりに恐ろしい「夜の仲間たち」と「かぼちゃ頭の少女」が自分を覗き込んだのでした。

スケアリーは列に加えられ、煌々とまぶしい町明かりを目指して歩き始めました。
久々の自由にワクワクが骨身に染みます。
そして夜の一行がたどり着いたのは死人の宴だったのでした。
今ここでは誰もが自由で、土や根に縛られることもなく和気あいあいと宴を楽しんでいます。
死んで鈍くなった頭ですが、それでもかつての友人の顔はわかります。
邂逅に胸が疼いて涙がこぼれ、骨をコツコツ言わせて抱き合い喜びました。
ふざけあって生者のマスクをかぶり、生きていたころを思い出して振る舞っては、
骨の間からすり抜けるのも気にせずに存分に飲み食いをしたのでした。

踊りの群れの中、先ほど自分が掴んでしまった白靴の少女がいました。
スケアリーは謝ろうと話しかけましたがうまく言葉が出てきません。
それでもにっこり笑った彼女は綺麗で、すべてが許されたこの夜が
永遠であったらいいのに…と願いました。
そして土で汚れた手と温かい彼女の手とを繋いで踊りました。

やがて朝靄が会場を満たすと体が軽くなり、永い眠りが再び訪れたのだと感じました。
スケアリーはキャンディの包み紙に消えかけた手で短く
「たのしかたです」とたどたどしくつづると、
死んだように安らかに眠る白靴の少女に握らせ、
名残惜しい不思議な夜とともに再び地中へ沈んだのでした。

***

いかがでしたか?
ハロウィンちゃん第三弾ということで、モチーフはスケルトンというアンデッドになりました。

物語の中でスケアリーは二人のハロウィンちゃんと出会っています。
ひとりはウィリア(https://castaspell.thebase.in/items/4434116
もう一人はあのクリン(https://castaspell.thebase.in/items/4481968)でした。
勝手に連作という形で進めており、それぞれがそれぞれの物語の中で
別視点で同じ時系列を生き、体感している様子をどうしても書きたかったんです。

その各々の物語の中で明かされたのは、
①アンデッドを蘇らせ、宴にゾンビを連れていったウィリア
②かぼちゃ畑で死人に驚いて逃げ、宴でウィリアとゾンビに出会ったクリン
③ウィリアに蘇らされ、クリンの足を掴んで手紙を残したスケアリー
でした。
順番に読んでいただけると面白いかなあと思います。

そしてクリンに握らされていた手紙を残したのは、スケアリーでした。
わずかな夜の間、肉体の死によって「生の世界」で生きるには自由がなかった死人たちも
今だけはその鎖を断ち切って大いに飲めや歌えやで楽しんだのですね。
そしてその短い間にも古くからの友人や、また生者のクリンとの出会いは
スケアリーにとって忘れがたい思い出になったのだと思います。
再び死人に奇跡が起こる不思議な夜、二人が素晴らしい邂逅が果たせることを
秘かに願っています…★*

そんなスケルトンモデルのスケアリーですが、
お話に出てくる「踊り」は重要キーワードになっています。
「La Danse Macabre」フランス語で「死の舞踏」という美術様式があります。
そこでは骸骨(死が擬人化されたもの)が描かれていていて、
老いも若きも身分も美醜も超えて、死は平等に訪れることを象徴しています。

スケアリーのつづりは、Skeary
Scary(こわい)+Skelton(骸骨)の造語になります★


★スケアリーのページはこちらです★



どうぞよろしくお願いいたします♪
それではまた!

スポンサーサイト