生まれ宿る先を間違えた、うっかり屋さんな欠け耳のハッチのご紹介★*

こんばんは。
今日は昨日告知したふわふわの黄色い子、
欠け耳のハッチのご紹介になります(∩´∀`)∩


★生まれ宿る先を間違えた 欠け耳のハッチ★

IMG_7852.jpg 

お耳がパイカットになった珍しいお耳の子。
たんぽぽみたいな毛並みがふわもこでかわいい
ネズミ耳のハッチです♪*

空前のグリーンブームにより、
青緑と緑との混色が複雑で綺麗なお靴を履いています。
少し強いお色が入っているのですが、
お耳が大振りなのと、欠け耳のインパクトによって
バランスが取れています(*´ω`*)

立たせるにも座らせるにも、挙動がすごく素直で
いつもよりだいぶ扱いやすい子だな?とはっきり感じました。
そういう性格的な部分がこういう挙動にも表れるとしたら
やっぱりドールはモノであってモノではないのだな…
と強く感じられます。不思議です。


IMG_7854.jpg 

いつもより血色表現に色数を多く使いました。
手の指先やおしりのトップ、頬なんかにのせる
血色はいつも2色使いなのですが、今回はもう一色…
強めの赤をほんの少しだけ使いました。
手の血色のグラデーションに深みが出て、
もちもちしたおてての感じが出ました♡
かわいいです♡

寒くなってきたせいか、温かい色を使いたくなり
ついつい強い色を選んでいます。


IMG_7855.jpg 

幼い子なのでおてては少し小さめチョイス。
マグネットを仕込むスペースに限りが出ますが、
そういう小さなところから感じる印象は
結構強烈に残るので大事大事にしてます。

使っているフェイクファーは新顔のウール。
モコモコっとした丸みのある束を感じます。
柔らかいボリュームが出るので幼い子には◎


IMG_7819.jpg 

こういうラフの時にでてくる毛並み表現が
そのまま具現化できるので私はすごく気に入りました。
扱いやすく、かわいく、手入れも楽そう!
触り心地のなめらかさは控えめではありますが
毛が潰れたりしないのでお出かけにも◎です。


IMG_7856.jpg 

大きさはだいたい15cmと平均くらい。
主にお耳のボリュームで、です。

瞼のお色をピンクから橙味を感じる
サーモンピンクに変えたのですが、
お顔の印象が強くなり、華が出せました。
お鼻の色もあわせて塗り替えました。
ベイビーなたんぽぽいろを壊さずに、
まとまりが出せた気がします(*´ω`*)

彫りなしちゃんは鼻筋がない分、
ノーズシャドウも入らず、面で光が当たるので
儚いお色を入れると光で色が飛んでしまうんです。
ドールは影が落ちるとぐっと雰囲気が増し、
表情に深みが出るので影はむしろ味方です。
お顔の表現には強いくらいのお色味で
かえってバランスが取れたりします。
そこの案配をどう予想するか?は結構難しいです。


IMG_7858.jpg 


★ハッチのちいさなおはなし★

紅花畑に囲まれた養鶏場では、温められた卵たちが小さく揺れて
いよいよ孵化の瞬間を迎えようとしています。
卵たちはコツコツ音を立ててその殻を破り、
小さなくちばしが中から覗いてピィピィ鳴きました。
お母さんは愛おしそうに見守っていましたが、
一つだけほかの卵とは違って、
くちばしの代わりに欠けた丸い耳が覗きました。

お母さんは注意深く覗き込み、
おそるおそる殻を破る手伝いをしてやると、
黄色のふわふわがころんと転げ出てきたのです。
ひよこの兄弟とは似ても似つかないその姿に
びっくりしたお母さんでしたが、間違いなく
自分の産んだ卵から出てきたその子を変わらず愛しました。


黄色のふわふわはここがどこかわからないようでした。
お母さんは羽を広げてそばに招き入れると、ふわふわの瞳を覗き込みます。
ふわふわはおずおずとしゃべり始めました。

「あのねお母さん…ぼく、ハッチっていうの。
ぼく…間違ってしまったみたいなの」

小さな手を後ろ手にしてうつむくハッチに、
お母さんは間違ってしまったことって?と尋ねると、
ハッチは卵の中で眠っていたころの話をし始めました。
空から降りてきて来る時にちいさな丸い種に宿るように言われたのだけれど、
どうやら種を間違えたみたいだということです。
丸くて小さな黄色い花の咲く種はこの辺にあったはずなのに…と。

お母さんは笑って、鶏小屋の外をごらん、といいました。
そこには風にそよいだ紅花の花が揺れていました。
ハッチは耳まで真っ赤にして、宿る核を間違えたことを恥じました。
そしてはぐれた寂しさにうるみ始めた瞳から涙がこぼれそうになって…。

お母さんは頬を寄せてハッチを抱きしめました。
うっかり屋の紅花の妖精、宿る先を間違えてもおまえは私の子に間違いはないよ。
ハッチは笑ってお母さんに抱き着きました。
他の兄弟も寄ってきてハッチの体にふわふわの体を押し付けました。
夏のさわやかな風が家族を包んあとで鮮やかな紅花をひと撫でして空へ帰り、
ハッチの無事を天に伝えました。

***

いかがでしたか?
ハッチは夏のころに咲く黄色いお花
紅の原料にもなるベニバナの花の精だったのでした。

空から降りてくるときに、地図を渡されたのでしょうが
うっかりやさんなハッチは地図を見間違ったようです。
丸くて小さな核に宿ることを目指していたようですが、
宿った先はお母さん鶏の卵の中でした。

卵から孵った不自然なベニバナの妖精…
鶏でもひよこでも(鳥ですら!)ないハッチは、
他のベニバナの精の群れからもはぐれてしまっていて、
行くところがないと察して悲しくなりました。
でも、お母さんからしたら
産んでから約1か月もの間温め続けて
やっと会えたいとしい自分の子どもには変わりがなく、
姿や形が違っていたとしても変わらず愛せたのは、
当然だったように思います。
(私は誰もがそうであってほしいと信じています)

ふわふわの羽毛に抱きすくめられて、
愛とお母さんのあったかさ、安心を体で感じた
ハッチの心を思うと、胸をなでおろしたくなります。
心細かったはずでしょうから…。
愛の結びつきを感じた空からの使いも、
そんな心持で空へ帰ったことと思います。

甘えん坊なハッチ、実は名づけに悩みました。
黄色や迷子、欠け、パイ、三日月…
いろいろと悩んでハッチとなりました。
ハッチ=Hatch(孵化)のことです。
お母さんとの結びつきやお花、黄色などの
イメージから、ミツバチ、「みつばちハッチ」の
イメージもあったりします。

そんなハッチですが、お迎えが決まっています。
ありがとうございます(*´ω`*)
甘えん坊でうっかり屋さんなハッチを
よろしくお願いいたします♡*

★ハッチのページはこちらです★


それでは★


スポンサーサイト