<人間の子ども>にあこがれたテディベアのボタンのご紹介★*

こんばんは。
連日おしりちゃんのご紹介記事を
行進してきましたが、いよいよ本日ご紹介するのは、
新作おしりちゃんの最後の一人です。

急ピッチで作った子たちですが、
どの子もみんな愛しい子ばかりとなり、
過ごす時間がとっても短かったことが
少しだけ寂しいです…(*´ω`)


★<人間の子ども>にあこがれたテディベアのボタン★

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ボタンは結構早い段階から
デザインが決まっていて、想像通りとなりました。
胸元にあるのが小さな心臓です。
ぽっかり穴が開いていて、はめ込んであります。
ホラードールほど過激ではありませんが、
トイストーリーのシドが改造したおもちゃみたいな
奇妙で危ない雰囲気はありますね。


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肌は褐色、ミルクティー色。
濃すぎないのでお色を気にせず合わせられて
進めやすく、またかわいくできました。

全体的におもちゃな感じを出すために
あえて元気な強い色を取り入れています。
お鼻なんかも緑で、ボタンの目の赤と対比させて
インパクトを出そうと試みています。


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身長は低めの14cm
ぬいぐるみなので、抱っこされることを
意識した、手の短いフォルムにしてあります。
ボタン目は一度緑に塗ってから赤を重ねて、
少しだけ汚れた感じを出しました。
個人的に好きなのかアイシャドウの色。
くすんだ緑でかわいいお色です。
瞳が優しく、穏やかなのがお分かりですか?


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かわいい子はうんとかわいくなる
なんとも不思議な魔法のラメボア。
最近好んで使う頻度が高いです。
落ち着いた色に収まってしまいそうなところ、
青いビビッドなお靴があることで
メリハリが付きました。
横顔はボタンの目が眼鏡みたいでかわいい笑


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手足のお色はカラフルなグラデ糸。
もっと激しいカラフルなお色でも
よかった気がしましたが、
肌の色がこう見えて穏やかなので
靴やボタン以外で強い色を入れると
うるさくなったかもしれません。

安定のがっつり開きのおしりです笑


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★ボタンのちいさなおはなし★

おもちゃ屋さんがボタンの家であり、
ボタンの仲間が次々にお家へお迎えされていく中で、
ボタンは時々売り場に現れる
「人間の子ども」について考えました。

人間の子どもはあたたかく脈打ついのちをもち、
やがて大人という完成した姿へ変わっていくそうです。
さらにその姿の移り変わりを誰もが祝い喜び、
愛されながら「生きていく」というのです。
そんな人間の子どもは、ボタンにとってうらやましい存在でした。

ボタンは自分の体をまさぐって
「いのち」を探しましたがふわふわの体にはなさそうでした。
ぱちぱち瞬く瞳もありませんでした。
ボタンはどこからか似たようなパーツを見つけてきては、
瞳のパーツ、ハートの心臓を自分で作り
あてがうことにしました。

ぽっかり空いたおなかにあてがったハートは脈打たず、
瞬きもしない瞳が付いたちくはぐなボタンの姿を、
おもちゃの仲間は気味悪がりましたが、
ボタンはそれでもますます憧れを強くするばかりでした。

ある時ボタンはおもちゃ屋の中である童話を読みました。
操り人形の少年が魔法によって
本当の子どもとして生まれ変わり、
幸せに暮らしたというものです。

ボタンはそれから毎晩、輝く星に強く願いました。
幾晩も、幾晩も…。

ある時ボタンのもとに小さな男の子が駆け寄って
お母さんにボタンをねだったのです。
その日をきっかけにボタンは少年と暮らすことになりました。

少年がいたずらによってお母さんに叱られて泣く夜には、
ボタンは優しく寄り添って少年を慰めました。
絵が上手にかけたときは少年だけににっこり微笑んで見せ、
一緒に喜んで楽しみました。
少年のそばに、いつもボタンは寄り添いました。
そんな日々の中でボタンは、
「人間の子ども」になることへの強い気持ちが
自然と気にならなくなっていました。

あてがった小さな不格好なハートの「いのち」も
今は汚れてしまっていますが、
ボタンはそれでもいいと思っていたのです。
少年とその家族の間で「いのち」の成長を感じられたとき、
その成長が自分にもあったことを知ったからです。
ボタンはもう、立派な「いのちをもつ子ども」でした。

***

いかがでしたか?
オマージュ作品はこれまであったのですが、
これもある意味そういった作品となりました。
厳密にいえばオマージュではなく、
感想文にちかいような感じですが…

3か月前ほど、ディズニー映画のピノキオを見ました。
そこで何度も言われる<本当の子ども>とは
いったいどういうことだったのか?
当時も見終わった後で考えたのですが、
私の結論は、ピノキオは、
<本物の命を持つ子どもになりたい>と
望んだわけではない、ということでした。

命を持たない者が持つ強いあこがれとして象徴される
「死の可能性、独特の温かさや、
特有の儚さをはらんでいるから美しい命」なのではなくて、
それ以上に、良心や正直さの心や倫理観を持ち、
大事な友人やあたたかい家族を持って
〈人の間で生きるもの〉の存在に
なりたかったのではないか?ということです。
もちろん、大好きな人と同じ姿、性質を持った
おんなじ生き物になりたいという気持ちも
当然あったと思います。

ゼペット爺さんは、おそらくピノキオが
本物の子どもでなかったとしても
十分彼を愛したと思いますし、
それで十分幸せだったと思います。
フィガロやクレオなどの世話を必要とする
対象をそばに置いていたのは、
愛されることよりも愛したかったからでしょう。
愛すことを許されるほうが、実は難しいからです。

逸れましたが、つまり人間の間で見守られ、
人間の持つ愚かさや正直さをはじめとする
豊かな心を持つこと、
またそれを見守られ、受け入れられ、
愛されることが<本当の子ども>だったのでは
ないかなということです。
ボタンには、そういう憧れを持たせたいと思いました。

ボタンは少年とともに過ごす中で、
自分も同じように過ちや失敗による学びを経て、
少年に自分を重ね合わせて成長してきたのだと思います。
それに気が付けたとき、ボタンも
「人間の子ども」になれたのだと思っています。

ボタンの名前の由来は、その瞳から。
単純ですが、思い入れのある名前になりました。

さて新作4人と、お迎え待ちのイルヴィ君を加え、
計5人がリッティベアさまのところへ行きました。
後日公開されることと思います。
また公開された時は、ブログやTwitterで
告知したいと考えています!

お楽しみに♡*

それではまた!
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