飛びたいけれど飛べない ピヨちんのご紹介。*

こんばんは。
本日はようやく誕生を迎えた
鳥型おしりちゃんのお披露目をします。
戸惑いも多かったですが、ほっとしています。

この子はとある人に向けて制作をした子だったので
お家がもう決まっていますが、
これから数体鳥ちゃんを作ろうと思っています。

***

★飛ぶことを夢見る 飛べないピヨちん★

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この子は私の10年来の相棒
「ピヨちん」「ぴよちぬ」というキャラクターを
元に立体化させたおしりちゃんになります。

私にはオリジナルキャラクターがいて、
名前違いの同モデルキャラクターが二人います。
どちらもちいさなひよこのキャラクターで、
胸に大きな大きなリボンを付けた子です。

ピヨちん、と呼んでいるキャラクターと
ぴよちぬと呼んでいるキャラクターがいます。

ぴよちぬは、飛ぶことを夢見る飛べないひよこで
ランドセル型ロケットを背負った男の子です。
ピヨちんはランドセルは背負っていませんが、
見た目はほとんど同じのひよこです。

これはどちらもある人をイメージしたキャラクターで、
もう10年の付き合いになるキャラクターです。
今回はその人のためにひよこのおしりちゃんを
作ることとなりました…

ということだったのですが、
この子はそのうちの「ピヨちん」に
物語性を持たせておしりちゃんに仕立てました。


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これが昨日の夜までの様子。
だいたい出来上がっていたのですが、
リボンについてご本人と相談して、
赤いリボンをつけたいとのことだったので
ソフトチュール襟に赤リボンを足しました。

影を味方につけるといい感じです。


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商品として並べる以上、色味や質感を
はっきり見せる必要があると思うので
明るい日陰で作品取りをしているのですが、
もしかしたらそれは気にしなくていいのかなあ?

羽根はファーと革で仕立ててあります。
最初は羽根のスカラップがあったのですが
どうもファーでなみなみが潰れるので
シンプルなラウンド仕立てとなってます。


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いつものおしりちゃんと比べて
彫りは浅めですが鼻筋をつけています。
羽根の中にも芯が入っているので動かせます。
この子はマグネットが入ってないです。
入れてもよかったかな?


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あたまのぴょこんとしっぽはフェルト製。
しっぽがかわいいでしょ(*´ω`)
わざと揉んで表面を荒らした後で
ねじねじして風合いを変えています。
パステルで着色したらしっぽの完成。


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横顔がポカン顔…笑
ですが口の感じが気に入ってます。
赤ちゃんみたいな、小さな子どもみたいな
あどけなさを小さな下くちばしに託して…


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足の裏には個人名が入っていたので
消してありますが、お星さまも描いてあったので
ちらっとお披露目。

USJに行ったばかりで、ハリポタに浸っていたく
ハリーポッターを流しながら作っていたので
若干ロンのポカ~ンな感じが前髪に出てます。
たぶん私にしかわからない感覚なのですが、
前髪の質感というか、長さというか、癖みたいなのが
出ちゃっているような気がしています笑


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★ピヨちんのちいさなおはなし★

ピヨちんは幼くまだまだ未熟な男の子でした。
飛ぶことに強くあこがれを持っていますが、
小さな羽根と幼さからくる弱い力では
それもままなりません。
群れのみんなは不器用なピヨちんに
優しくしてくれはしましたが、
飛べるようになった彼らは
ピヨちんの胸の痛みに気付けずにいました。

ピヨちんは無我夢中になって飛ぼうとするあまり、
知らずに群れを離れ、
気が付いたら独りぼっちになってしまっていました。

それからというもの、危険なことや怖いことを
たくさん切り抜け、さみしさと心細さに震えながらも
一人で生きてきたピヨちんは、
ますます空への憧れを強くしていましたが、
おしゃべりが得意ではないピヨちんは
打ち明けることもできずに
もやもやした心を持て余していたのでした。

だけれど人一倍強い好奇心と、
豊かな感受性を持ったピヨちんは、
人づてに聞くそれぞれの瞳を通した
空の話に耳を傾けて、その人とともに
空を飛んだり泳いだり、
渡ったり浸ったりすることを想像して、
さみしさと憧れへの渇きを癒していたのです。

ある時、森の中で足を潰し
跳ねることのできなくなって泣いていた
うさぎと出会いました。
ピヨちんとうさぎは飛ぶこと・跳ねることに対する
強いあこがれをぽつりぽつりと打ち明け合い、
いつしか二人は心を通わせあいました。

本当の自分を知る者同士が触れ合った
肩のあたたかさに、ピヨちんは初めて
仲間を意識しました。
二人は切り株に座って、
暗くなり始めた森の間から覗く満天の星空を見ました。

いつか二人で飛行船を作って
どこか遠くまで旅をしよう、とうさぎは大真面目に、
でも笑っていいました。夢見がちで
ものづくりが得意なうさぎは、
ピヨちんの考えもしないことを思いついたりします。
跳ねたり跳んだりできない代わりに、
雲をかき分けてすいすい進む飛行船で
ずっとずっと高いところまで旅をしたら、
小さな体の二人が自由に暮らせる国に行きつくかもしれません。

星が流れて、月が二人を微笑んで見守っています。


***

この物語については、
これ以上何も言ったり解説したりする必要は
ないかもしれないなあという思いです。
ピヨちんに託す思いがあまりにも
大きく多すぎるような気がします。

物質的に豊かでないと生きていけないこの世の中で
強く生きることはとっても大変なことです。
でも、励ましあえる仲間がいたら
ただそれだけでいいような気がします。

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優しくてかわいくて
あったかいちいさな友達の
ご紹介でした。

それではまた!



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