Cast a spell !!の神話 <星に恋した真夜中の鶏> ニーロのご紹介★*

お正月のせわしない特番を眺めていると
年初めって確かにこんな感じだったなって
懐かしいような変な感覚を思い出します。

さて、今年初めてのおしりちゃんのご紹介。*


★星に恋した真夜中の鶏 ニーロ★

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鳥タイプのおしりちゃんが生まれ、
中でももっともスタンダードな
鶏タイプのおしりちゃん、ニーロです。

結構近くで見ると強面な鶏ですが
おしりちゃんになるとベイビーに笑
周りには鳥全般が嫌いな人が多いので
このおしりちゃんもダメな人はダメかも…

くちばし下の肉ぜん、と呼ばれる部位は
赤ハードチュール×白ハードチュールの襟で
代わりに表現しています。

立ち上がったモヒカンのような
トサカを含めて16cmですので、
実際はもう少しだけ小さいです。


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しっぽはふさふさのボア毛糸で表現。
おしりが隠れてしまっていますが、
しっかりプリッとでてますので
かき分けてみてほしいです。
後ろからだとモヒカンがしっかり見えます。

お写真撮っていて気付いたのですが、
全体的に鳥タイプは足がトライデントのように
ーE ←こんな風になっているので
バランスよくたちます。かかと強い。
この足が嫌いな人のポイントになりそう笑


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瞳は赤味のある茶色にしました。
もうもしゃもしゃで訳が分からなくなってますが、
羽根も上下左右前後に動きます。

背負っているようなしっぽが大好きで
ロココの時代のバッスルスカートを
ほうふつとさせるシルエット。
このしっぽがやりたくて、
鳥ちゃんズはみんなこんな感じ。



腕の芯材をおしりちゃんとは変えているので、
ホールド感がしっかりしています。
革も柔らかいものにしているのですが、
布のしなやかさとは違っているので
少しだけしっかりしたものにしました。



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★ニーロのちいさなおはなし★

とあるところに真夜中に声高に鳴く鶏、
ニーロがいました。
多くの鶏とは違って
美しく切なく鳴く彼の視線は、
決まってか弱い輝きの星に向けられていました。
そのために彼はいつしか
<星に恋した鶏>
と呼ばれるようになりました。

ニーロは昔天界に住む時計代わりの鶏でした。
忙しい天使たちのティータイムを
知らせるニーロは、
その役割のためもあってか
多くの天上の人々に愛される存在でした。

ある夜、雲のベッドへ潜り込んだニーロは、
弱弱しい輝きのちいさな名もない
星座を見つけました。
その星座は地球からは遠すぎるために
見つけられていない寂しい星座でしたが、
より近い天上に住むニーロからは
よく見えたのでした。
その星座は小さな白鳥の姿をしていて、
夜な夜な闇を泳ぎ回り、
懸命に星屑を啄んでは
体にきらめきを溜め込む健気な星座でした。
時折泳ぎをやめて地上を見下ろす
悲願の灯った瞳を見ると、
ひどく胸が締め付けられるのでした。

真夜中にふいに見つけた彼女の瞳に魅せられて
ニーロは声高に鳴くことが難しくなり、
ニーロはどこかうつろでした。
ただ、その様子の原因をいち早く見抜いたのは
恋の天使クピドで、ニーロに声をかけると
瞳に再び輝きが戻りました。

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ニーロはある晩、
自分の尾羽で作った羽ペンを用いて
一通の手紙をしたためました。
そしてクピドから借りた矢にくくり、
星座に向けて矢を射ったのです。
鋭く飛んだ矢は雲をかき分けて上り詰め、
その星座に届くか…というところで、
不運にも巡回中の天使を貫き
怪我をさせてしまったのです。
ニーロの過ちに誰もが同情しましたが、
事を重く見た全能の神は
ニーロを下界へ堕落させました。

地球から眺めるか弱い星座は
あまりにも遠くおぼろげなものです。
ニーロの恋の歌声に、
多くの何も知らない
夜更かしの者たちが慰められました。
数年後、恋に生きて命尽きたニーロを
クピドが哀れみ、多くのものを慰めた
彼を讃えて夜空に引き上げました。
か弱く光る星座の隣に。

***

いかがでしたか?
お気づきの方がいらっしゃるかと
思いますが、実はニーロのお話は、
あるおしりちゃんのお話とつながりがあります。

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それはクレヴァです。
クレヴァについてのお話はこちらで。

ニーロのお話は、<現代の星座の逸話>を
イメージして書いたものになります。

私が思う神話や伝承のセオリーは
<それはよく考えたらわかることでしょ>を
何のためらいもなしにやってしまう、
あり得ない不運がベストなタイミングで起きる、
そういった間抜けさというか、純粋な愚かさを
孕むということです。

ニーロはクレヴァに恋をし、
その恋煩いによって力を一時的になくします。
見かねたキューピッド(クピド)の
そそのかしによってニーロは
ラブレターである矢文を飛ばすことを決意しますが、
その矢文は不運にもパトロール中の天使を
貫いてしまうことで運命が変わってしまいます。

幸いにもニーロの手製の矢であったために
貫かれた天使とのハプニングラブは免れますが、
神の怒りに触れてしまいます。
神が怒ったのは怪我をさせたから、
という理由でしたが、実は境界を侵したからです。

天界とさらに上にある別の領域、
星座界との境界を犯したことが
何よりもいけないことでした。
秩序の乱れへの恐れからくる、
共存するためのルールです。

堕天したニーロへの罰は、
寿命を与えられたことです。
死の苦しみ、限りある命を与えられることは
神が下したニーロへの堕落でした。
鶏の寿命は平均して10年~15年ほどで、
忘れ去られることを恐れるクレヴァが
命の短さを悟って思い悩んでいますが、
ニーロはその人間よりもはるかに短命でした。

さらに、地上からはとてもじゃないけど
肉眼では視認できないクレヴァの存在を、
ニーロは死ぬまで見ることはありませんでした。

クピドはいたずらにニーロへ入れ知恵したことを
おそらくそれほど気に病んではいなかった気がします。
私が思う神話のセオリー2には、
神々は結構無責任だ、というものがあります笑
ニーロの歌声は真夜中の悩める夜更かしたちの
心の慰めになっていたことを知ったクピドは、
その功績をたたえて星座に引き上げました。
だからクピドは気に病んでいません苦笑

晴れて名もない星座の一人となったニーロは
その後クレヴァと出会うことができたでしょうか?
星座と星座の間は地上から見て近く見えても
おそらくはとても遠いのでしょう。
ニーロの思いが、その歌がクレヴァに届くことを
心から祈っています。

ニーロの髪型がモヒカンということで、
ロックスターの印象を払しょくできず
物語にだいぶ悩んだのですが、
歌は誰かのために歌われるもので、
太陽へ仰ぎ歌う鶏の姿は
ひたむきであると強く感じ、
ニーロにも想う誰かがいるのだと
そう考え、このようなお話になりました。

ニーロは引き続き、おうち探し中です。
今年の干支は鳥ということで、
Cast a spell !!の神話の一つ、
ニーロをおそばに置いてみませんか?

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それではまた!

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