赤髪のかぼちゃあたまの子<Dorothy-ドロシー->のこと。*

かぼちゃあたまの子で
私の手元に残った赤髪の子がいます。
その子は処女作で、白い子が圧倒的に多い中で
数少ないノーマルカラーの子です。

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かぼちゃあたまの子のストーリーはご存知の通り、
出荷されずに納屋に放置されて忘れられしまい、
お外に出ることが叶わず、納屋の窓から
眩い外の世界を夢見ている…というものです。
何度か脱走を試みて荷馬車に潜り込むのですが、
それでもなぜだか見つかってしまいます。

カカシからささやかれて農道の向こうにある
広い世界に強いあこがれを抱きますが、
彼女の訴えや願いは無視されてしまうのでした。
声の通らない存在は居ないことと同じ…
だから彼女たちには口がありません。

そんな寂しい存在として生まれてきましたが
訴えの強い瞳が可愛らしい彼女らを、
思わず抱きしめたくなります。


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そんな彼女に名前を付け、
お写真を撮って遊びました。

彼女の名前はドロシー。
オズの魔法使いからとりました。
農場のお嬢さんをイメージして製作したので
素朴な可愛らしさのあるデザインで、
そばかすやみつあみが彼女の個性です。
ドロシーはまだ生まれたばかりのままで
良くも悪くも空っぽで透明なのですが、
多くの刺激を受けてたくさんのことを
吸収していくだろうなと思います。


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ネモフィラに抱かれて
眠るような彼女の顔を見ると
優しい気持ちになれる気がします。

沢山の眩しいものに触れて
<もの思うあたたかな心を>
良いものや悪いものを知って
<悩み考える脳を>
そして自分の足で世界を切り開く
<一歩踏み出す勇気を>
補うようにかき集めることと思います。


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初めて見る本物の空の色は
彼女にどう映ったでしょうか。
ハッとするような眩しさに
圧倒されてしまったようなお顔です。
窓の外にあった憧れの世界は、
彼女を卑屈にもさせたし、
また希望を与えもしたと思います。

だけど怖くなったり不安になったり
安らぎたくなったり甘えたくなったりしたら
踵を鳴らして帰ってきてほしいと思うのです。
強すぎる希望の光に、
彼女が焼き付いてしまわないように。

<おうちがいちばん!>

ぎゅっと抱きしめよう。


これからもっといろいろなところに連れて行って
ドロシーと過ごしていこうと思います。
チャンドラともまた一緒に遊ばせたいです。
ドロシーのオトモやお洋服もまた考えたいです。

モデリングキャストによるヘッド制作は
失敗を重ねて今4度目の挑戦をしています。
優秀な作家さんからありがたくも
アドバイスをいただいたおかげで
だいぶ要領がつかめてきました。
作りたい子が私を呼んでいますので、
辛抱強くやっていこうと思ってます!

それではまた~

星嶋すみれ
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