ミイラのプラーニャ、おばけのシーニャをShopにてお披露目しました♡

こんばんは、星嶋すみれです。

9月の初めに原付免許をとりまして、ようやくちょっとの遠出に慣れてきました。
昨日イチョウまみれになりたいと言ったばかりでしたが、
公園へドールの撮影がてら紅葉ものぞきに行ってきました。

公園は私の通っていた高校の近くにありまして、桜並木とイチョウ並木があるので
学校帰りにお花見をしたり紅葉を見たりと、多感な思春期の思い出の場所でした。
美しい黄色のイチョウに埋もれた記憶を懐かしんで訪れた公園には、臭い銀杏しかございませんでした…
諦めて人目をはばからずねっ転がって写真を撮っていたのですが、
どうやらおしりで銀杏をつぶしたらしく、どうにもそのにおいを家に持ち帰ってきたみたいです。

あの記憶は思い出補正だったのでしょうか?
それとも時期が早かったのでしょうか?
後者であることを祈るばかりでございます。


あと、それから…
びっくり顔のウーは、お家が決まりました★
どうもありがとうございました、ウーをよろしくお願いいたします!



さて本日、ショップにてホラーシリーズのおしりちゃん
ミイラのプラーニャとおばけのシーニャをお披露目しました♡


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なんかあたまについてる?! よくみえないけどこわいよ~!

シーニャの棲む世界は、いつも変わらず大きな月がいつも見守る静かな砂漠でした。

いつものように大きな月に祈り、丁寧にお辞儀をしたところ、
隣からちいさな悲鳴が聞こえてきました。
妹のプラーニャが、抱えていたミルクをこぼしてしまったのです。
プラーニャは大層悲しんでしくしく泣き始めてしまいました。
シーニャは困ってしまい、プラーニャを抱きよせて慰めました。

ごらんよプラーニャ、
きみだけの天の川だよ

白いミルクの川はキラキラとどこまでも流れます。
追いかけよう、シーニャは手をとって足元の小さな宇宙を駆けおりました。
広い砂漠の青い世界は、ふたりぼっちに用意された特別な舞台のように思えます…

その時、プラーニャが砂に足を取られ転びました。ミルクの瓶が拍子で空高く舞い上がります。
あっという間にプラーニャは砂流の中に飲み込まれていき、
かろうじて見える指に手を伸ばしたその時、ゴツン!とシーニャの頭に硬い瓶が…


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布どこ行っちゃったの?

目を覚ますと、薄暗いじめじめしたところにいました。
シーニャは濡れた路面に移った自分の姿を見て驚きました。
胸の内で踊っていた心臓の音も今は聞こえません…
恐ろしくなって退くと、プラーニャが砂詰めの瓶を恨めしそうに抱えて座っていたのです。

おねえちゃん
のどがかわいたよ

シーニャは、自分たちが死んだのだと悟りました。
瓶から砂を払い落すと、手を取って歩き出しました。
途中で見つけたぼろの布切れで自分の気味の悪い体を覆い隠し、
ふたりぼっちのあてのない旅が始まりました。


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おなかがすいたよ~

プラーニャは優しいシーニャお姉ちゃんと、決して移ろうことのない大きなお月さまのいる砂漠に棲んでいました。
いつものようにお月さまにひざまづいて「いちにちありがとう」のお祈りを始めましたが、
プラーニャは唱えながら今にも眠ってしまいそうでした。

さ、お辞儀をして、とシーニャが言うので、深くおじぎをすると、
抱えた大好きなミルクがこぼれてしまいました。
悲しくて涙がこぼれても、お月さまは涼しい顔で見ているだけです。
ふいに背中に温かい手が添えられて、優しい声が教えてくれました。

ごらんよプラーニャ、
きみだけの天の川だよ

シーニャが流れていくミルクの川を指さして、追いかけよう、と走り出しました。
白いミルクは滲みもせずに流れ、このまま二人だけの宇宙が出来上がってしまうかのように思えました。

しかし砂丘を下りきるころ、プラーニャの足が流砂にとられたのです。
慌てたプラーニャはシーニャに手を伸ばしますが、飲まれた砂中で気を失ってしまいました…


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おねえちゃん?

気がつくと、暗くてじめじめしたところで倒れていました。
ひどく喉が渇いています。ミルク瓶に砂が詰まっているのにため息をつくと、シーニャがぶつかってきました。

おねえちゃん、
のどがかわいたよ

シーニャの顔はなんだか青ざめているようです。
砂詰めの瓶が取り上げられました。
シーニャは青い砂漠の天の川を見たときのように、プラーニャの手を引いて歩き始めました。
プラーニャは少しだけわくわくしていました。
青い月が見守ってくれていなくとも、プラーニャにはシーニャがいるからです…



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今まであらすじしか載せていませんでした「ちいさなおはなし」ですが、
お話もドールの一部ともいえ、魅力をお伝えするには不可欠であると考え、
この度から公開することにしました。
この子たちの不思議な生い立ちや、表情の秘密が詰まっている、オリジナルのストーリーです。

これまで公開をためらっていましたが、お話を読んで興味を持ってくださった方もいましたし、
ブログに載せたちいさな逸話を楽しんで、デザフェスへ足を運んでくださった方がいらっしゃいました。
強い勧めもあり、今度から「ちいさなおはなし」も載せていくことにします。

なお、ドールと一緒にお渡しする「ちいさなおはなし」とは、文字数やデザインなどの関係により
細かい部分に修正や変更がある場合がございます。何卒ご了承ください。

限られた文字数の中で詰め込まなくてはらないので、一文を削るのはとっても心苦しいです。
ですが、よい形でドールの魅力が伝わればいいなと思っています♡


シーニャとプラーニャをよろしくお願いします♡

... Hoshijima ...

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